列島の考古学
縄文時代

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  • サイズ A5判/ページ数 111p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784309714424
  • NDC分類 210.2
  • Cコード C0320

出版社内容情報

200点を超える図版、大胆なテーマと分析、わかりやすい文章で知る考古学最新の成果

考古学に新たな光を当てるテーマに絞った編集。
「旧石器時代人の黒曜石を探し求める旅」、
「縄文土器を飾った文様にはどのような意味があるのか」、
「弥生文化と朝鮮半島文化の共通性はどのようなものだったか」、
「東と西の古墳の違い」・・・・・、
それぞれの時代の人びとの生活と活動
そして心のありようにせまる。

遺跡から発掘された遺構や遺物であっても、丹念な観察と慎重な思考を積み重ねれば、本シリーズの著者たちのように、当時の人々の行動パターンや考えさえも浮き彫りにすることができる。世界的にみてもきわめて特徴のある日本列島の考古学世界の実像がみごとに再現されている。
青柳正規(国立西洋美術館館長 東京大学名誉教授)

列島の考古学( 1巻 3巻 4巻
本書の特徴
・遺跡のある風景、発掘のドラマ、大胆な仮説と論考 ― 考古学の世界へいざなう読み応えのある記述。
・具体的な発掘の成果から時代を理解できるように各巻200点を超える図版を収録。
・列島各地だけでなく、朝鮮半島の発掘の成果もとりいれ、大陸との交流の状況を紹介。

体裁:A5判型判/上製本/各112~144頁(内カラー平均70頁)

縄文時代
能登健(日本考古学協会会員)

竪穴住居を設計するのは数学。土器や縄の発明は理科の実験。土器の文様を考えることは美術の時間。石棒や土偶の研究は性教育の時間に当てはまるだろう。縄文時代は、列島の住人にとってひとつの学校であった。

1章 縄文ソサエティー
2章 縄文コンテンポラリー
3章 縄文ジェンダー
4章 縄文カタストロフィー

内容説明

地域間の交流、社会の階層と相互扶助、自然との共生、これら縄文社会への疑問と答を、土器、土偶、遺跡に探る。新しい縄文時代観の構築。

目次

1章 縄文ソサエティー(縦と横のコンポジション;縄文ネットワーク ほか)
2章 縄文コンテンポラリー(芸術は爆発だ;最初の土器文様 ほか)
3章 縄文ジェンダー(心の時代の原点を探る;謎の筒型土偶 ほか)
4章 縄文カタストロフィー(迫りくる闇;送りの思想 ほか)

著者等紹介

能登健[ノトタケシ]
1946年8月21日、東京都生まれ。1971年、日本大学理学部卒業。1973年、群馬県教育委員会文化財保護課勤務。その後、群馬県史編さん室、群馬県埋蔵文化財調査事業団、県立歴史博物館、県立自然史博物館を経て、2007年退職。現在群馬大学・放送大学(群馬)の非常勤講師、前橋市史跡整備指導員、日本考古学協会会員。研究領域は、日本考古学(縄文呪術論・火山災害史・農業発達史)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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