出版社内容情報
200点を超える図版、大胆なテーマと分析、わかりやすい文章で知る考古学最新の成果
考古学に新たな光を当てるテーマに絞った編集。
「旧石器時代人の黒曜石を探し求める旅」、
「縄文土器を飾った文様にはどのような意味があるのか」、
「弥生文化と朝鮮半島文化の共通性はどのようなものだったか」、
「東と西の古墳の違い」・・・・・、
それぞれの時代の人びとの生活と活動
そして心のありようにせまる。
遺跡から発掘された遺構や遺物であっても、丹念な観察と慎重な思考を積み重ねれば、本シリーズの著者たちのように、当時の人々の行動パターンや考えさえも浮き彫りにすることができる。世界的にみてもきわめて特徴のある日本列島の考古学世界の実像がみごとに再現されている。
青柳正規(国立西洋美術館館長 東京大学名誉教授)
列島の考古学( 2巻 ・ 3巻 ・ 4巻 )
本書の特徴
・遺跡のある風景、発掘のドラマ、大胆な仮説と論考 ― 考古学の世界へいざなう読み応えのある記述。
・具体的な発掘の成果から時代を理解できるように各巻200点を超える図版を収録。
・列島各地だけでなく、朝鮮半島の発掘の成果もとりいれ、大陸との交流の状況を紹介。
体裁:A5判型判/上製本/各112~144頁(内カラー平均70頁)
内容説明
列島最初の住人たちは厳しい環境のなか、どのように道具をつくり、食料を獲得し、生きていたのか。石が語る狩猟採集民の世界。
目次
1章 私たちはどこから来たか
2章 氷期の原風景
3章 石材資源を求めて
4章 技術と芸術に込められたメッセージ
5章 遊動する生活スタイル
6章 新たな時代への胎動
著者等紹介
堤隆[ツツミタカシ]
1962年、長野県佐久市生まれ。國學院大學大学院博士後期課程修了。博士(歴史学)。現在、浅間縄文ミュージアム主任学芸員。八ケ岳旧石器研究グループ代表。明治大学黒耀石研究センター研究員。1992年、第一三回藤森栄一賞受賞。2007年、第一六回岩宿文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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