内容説明
買い物帰りの町中で、祐一は小柄な少女に襲われた。「憎い」相手だという祐一を捜し疲れていた少女は、空腹のせいでその場に倒れてしまう。放っておくわけにもいかず、祐一は自分の居候先でもある水瀬家に連れ帰ることにした。気がついた少女は記憶喪失で、かろうじて沢渡真琴という名前だけを思い出す。そんな真琴だが、目的の相手が祐一だという確信があるというのだ。幼いころ以来、何年もこの街を離れていた祐一には、恨まれる心当たりはないのだが…。
著者等紹介
清水マリコ[シミズマリコ]
1月28日生まれの水瓶座のAB型。長女。美少女&美少年劇団「少女童話」主催。今年のGWは、海外で過ごすはずだったが、都合で渡米が取りやめに。「いいわよ。仕事すりゃいいんでしょ」と、なかば開き直って「Kanon」の5冊目の執筆に取りかかった。代表作「脅迫」「Xchange」「ナチュラル~身も心も~」「凌辱」「My Girl」「プレシャスLOVE」「終末の過ごし方」「Kanon」シリーズ(小社刊)など
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
日光一
4
「けっこん、したい」属性:天然、悪戯っ子、記憶喪失、同居、アホの子の真琴のお話。唐突さは多少あれど、シナリオは中々シリアスで秀逸。会話は正直かなり楽しいし、後の世に出てくる作品でも五人くらいヒロインが居るお話しだと、大体この子のポジションの子が出てきたりする。会話が弾むのって多分外へ遊びに行く間柄だったら一番必要な相性な気がする。ある意味で一番救いがなく、一番ロマンチックなシナリオではあるのだけど、現在だとこのシナリオの筋が乱発してしまっているので、おそらくああ、あの話と同じだねと思われてしまうと思う。2016/10/30
Aira⊿
0
これは…第6章から涙止まらんかった…プリクラのシーン画になってて思ったんやけど、この作品に出会ってから15年くらい経ってるんやね。色褪せないし泣き所変わってない気がする。自分の成長がないのか名作すぎるのか…後者だしょーね。2014/10/02
乾圭
0
いきなり主人公に敵意を向ける少女が。成り行きで一つ屋根の下で暮らすことに。そして判明するその思い出。人気のあるルート。個人的に感じたのが、ライターは前作のリベンジをしたかった?あれの逆をやったらこうなったのかな、と思ったり。2019/01/29