内容説明
『俺の屍を越えてゆけ』『ガンパレード・マーチ』『式神の城』などで熱狂的なムーブメントを巻き起こした“業界最濃”の独創的ゲーム・ディベロッパー『アルファ・システム』。本書はこのアルファ・システムの全貌と、開発された様々なゲームの魅力と謎を、多角的かつ徹底的に追究した論理と情熱の物語である。
目次
Welcome to Alfa System SAGA
第1部 アルファ・システムのゲーム世界
第2部 オリジナル・ブランド「七つの世界」サーガへの招待
第3部 「青きゲーム開発会社」アルファ・システムの実像
アルファ・システム製作オリジナルテーブルトークRPG『Aの魔法陣』
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nbhd
13
ゲームの本を読んできて、様々なところで言及される「高機動幻想ガンパレードマーチ」という作品があって、それをつくった会社がアルファシステム。さいきん衝撃を受けた「俺の屍を~」も、この会社の、熊本にある。中規模のゲーム会社の作品内容とその世界観をまとめたもので、けっこう珍しい部類の本だと思う。「ガンパレードマーチ」の特異性は、ゲーム自体の自己言及性や、本来、一方向コンテンツであるゲームの中にゲームの外(クチコミやメディアなど)を巻き込むようなシナリオを盛り込むといったメタゲーム性にあるらしく、これ今やってる。2017/03/05
北白川にゃんこ
2
膨大この上ない設定!肯定的なだけじゃないのが好感が持てる。ガンパレも裏があり過ぎてもう分からんがそれでよいのだ。2017/07/30
かねだ
0
僕はアルファのソフトを全然遊んでいないので(初代俺屍と初代式神をちょっと触った程度)会社への思い入れは残念ながらないのですが、それでも後半の『アルファ・システムの15年』という社史紹介部分はかなり面白かったです。なぜCD-ROM2を含むハドソン系の開発を多数手がけたのか、初代プレイステーションのOS開発にも微妙に一枚かんでいた、などマニアであれば楽しめる内容となっています。2013/08/21
Toshiya Tanaka
0
「高機動幻想ガンパレードマーチ」や「式神の城」など、数々の異色作品を世に出し、コンシューマーゲームの域を出る設定でファンを沸かせたアルファシステムの公式ガイドブック。ゲーム会社の公式ガイドブックというだけで面白い。内容はドキュメンタリーあり、ゲーム設定、外伝、ゲーム要素ありと盛りだくさん。アルファ好きなら必読の一品。