内容説明
魔法の力を得た少女たちが巻き込まれる理不尽で無慈悲な生き残りゲーム!エピソード2編新規収録、描き下ろしミニポスターほか特別編集版ならではの追加コンテンツ満載!
著者等紹介
遠藤浅蜊[エンドウアサリ]
1979年、新潟県生まれ。第2回『このライトノベルがすごい!』大賞・栗山千明賞受賞作の『美少女を嫌いなこれだけの理由』にて2011年デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪紫
47
再読(元版は貸してるので)。まさかの書き下ろし特別版(短編2話や4コマ、イラスト付き。ないのは元版あとがきスノーさんとリップルの衣装交換イラスト)。シリーズ最初から魔法少女の可愛さとは対象的に境遇でさえ突き放すような淡々とドライに描かれた文章なのに(短編の伏線もきっちり)、キャラに思い入れしてしまうし(やっぱり無印はそうちゃん推し)ダメージは強いし、今思い返すとやばい・・・。こっから「スノーホワイト育成計画」はやばさが滲み出てるし、「女騎士」はあれで(笑)良いスノラピュだけど後の出来事を思うとな・・・。2023/11/28
眠る山猫屋
47
原本は既読だが、改めて読むと完成度の高さに驚く。1巻からこの挑戦的な展開だったか。一見、無双なルーラをアッサリと抹殺する狂気。それはラ・ピュセルという好感度の塊のような善い子を、また黒幕たる森の音楽家をもサラリと消去してしまう強者への容赦無き否定。後の悪役たるフレデリカが登場する『スノーホワイト育成計画』で初めて判る、スノーホワイトが強くなった理由。確かにこの時点でスノーホワイトが世界規模で活躍するほどの強さを持つ違和感は解消される。シリーズ再読熱が高まる!2021/09/08
まりも
41
本編+αな本。この頃のまほいくは胸糞悪さが薄めでエグさがそんなじゃないので読後感が良いですね。ラ・ピュセルの悩みは思春期の男の子らしくて何だか和みました。普段のまほいくでは味わえないほっこり具合のねむりん主役漫画も良かった。マルイノさんのイラストがいっぱい見れたりとまほいくファン、まほいくが気になっていた人にお勧めできる1冊。2015/02/17
たきすけ
39
臓物を切り裂き、溢れ出る鮮血が少女の身体に降り注ぐ。希望に満ちた純粋な想いに殺意の百合が添えられ、一人また一人と美しい柩が並んで往く。突きつけられる現実に少女達の心は震え凍え、哀しき慟哭が漆黒の闇夜に響く。世界に選ばれるのは唯一人、、倶に天を戴かずとも、魂はささやかなる落日まで翔び続ける。見よ、彼女達の儚い輝きを。そして見届けよ、純粋なる乙女の祈りを。夢と魔法の世界への扉は今開かれる。2015/08/25
アウル
22
本編は再読だったが改めて読んでも面白かったし、改めてトップスピードが良いキャラだったと再確認した。「スノーホワイト育成計画」ではスノーホワイトが強くなる為に努力する姿が良かったがそれを見守るフレデリカのど変態ぷりに若干引いた。「女騎士の孤独な戦い」はラ・ピュセルの本来の性別を考えたら仕方が無いよなと思わされたが解決方法に笑わせてもらった。2014/07/16