出版社内容情報
革命期のメキシコを数奇な運命で生きた父とチャパスの寒村にまでコーラが浸透する現代を生きる息子。親子二代にわたって語られた「インディオから見たメキシコ現代史」。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
梁
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文化人類学の本。各地を転々とした末に故郷へ戻るところ、戦争への関わり方などが興味深く感じた。フアンがチャムーラを捨てられなかったように、私も日本人としての私を捨てられないのだろうか。 そして、ロレンソの証言から、近代文明がチャムーラの生活をどう変えていったか、ということが語られていて、こちらも興味を引かれた。2013/05/19
YUKKE
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初めてメキシコ・チャパスという場所と先住民について触れる気づきになった一冊。清水先生にお目にかかる機会が在墨中にあるだとろうか? 関連本を読みたいと思う。2012/07/03