内容説明
クリスト、アンドレ、ビュレンヌ、ハーケ、リンケ、メルツ、ペノーネ…世界のスターを予見した空前絶後の展覧会の全貌。
目次
第1章 人間と物質―第一〇回日本国際美術展(人間と物質;経過報告―若干の覚書;展覧会概要/出品作家と作品)
第2章 展覧会の背景(油絵王国の崩壊;現代美術の「描く」;「反芸術」についての覚え書;芸術の環境化と環境の芸術化;オップ・ポップ・キネティック・サイケ―現代芸術に何ができるか;オフ・ギャラリーの流行;作品のない展覧会)
第3章 展覧会のあとで(人間と物質のあいだ;わからない絵をどう見るか;美術への問い;物質から「空間」へ―読売アンデパンダン展以後;世界の関係像について)
著者等紹介
中原佑介[ナカハラユウスケ]
1931年8月22日、兵庫県神戸市に生まれる。本名・江戸頌昌(エドノブヨシ)。神戸市立成徳国民学校、兵庫県立神戸第一中学校を経て、1948年、旧制第三高等学校理科に入学。学制改革に伴い、翌年京都大学(新制)理学部に入学する。1953年同物理学科を卒業、同大学院理学研究科に進学し、湯川秀樹研究室で理論物理学を専攻した。1955年、修士論文と並行して書いた「創造のための批評」が、美術出版社主催第二回美術評論募集第一席に入選したのを機に美術批評の道に進む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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