内容説明
小樽を根拠に、90歳を越えてなお旺盛な創作活動を続ける著者はじめての創作(小説)集。不思議な味わいのある幻想的な作品と、自らの登山行に基づく「山行小説」を一冊に集成。
著者等紹介
一原有徳[イチハラアリノリ]
1910年徳島県に生まれる。1912年北海道真狩別村に移住。1927~70年郵政省小樽地方貯金局に勤務。その後現在に至るまで小樽に住む。1951年ころ油彩画を始めるが、後に版画に転向。土方定一と出会い、その推薦もあって1960年東京画廊個展でデビュー。定年退職後から画業に専念しているが、現代版画の鬼才としてその作品は高い評価を得ている。また北海道の山々を歩き、登山家としても有名で、登山紀行文章も多い。16歳のころから俳句を手掛け、俳名九糸(後に、九糸郎)で句集も出版している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。