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出版社内容情報
巨人がすべてを支配する世界。巨人の餌と化した人類は、巨大な壁を築き、壁外への自由と引き換えに侵略を防いでいた。だが、名ばかりの平和は壁を越える大巨人の出現により崩れ、絶望の闘いが始まってしまう。
王家の血を引くジークを迎え入れ「地鳴らし」の発動条件を手に入れたエレン達。だが兵団は、エレンがジークに操られていた場合の危機を考慮し、二人を引き合わせることに躊躇。そしてマーレからの義勇兵を拘束してしまう。その事態に一部の兵士や民衆が不満を溜める中、ついにエレンが単独行動を起こす。
目次
森の子ら
無知
暴悪
唯一の救い
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
黎明卿(禍腐渦狂紳士タッキー)
333
【オレは…ガキの頃からずっと、ミカサ、お前がずっと嫌いだった(エレン)】第28巻。〝イェーガー派〟の登場によりまた仲間内で争う事態に。サシャを殺したガビがニコロと接触したらどうなるかは予想通りだったな。この出来事でガビの思想にも何らかの影響があればいいが。エレン、めっちゃもう悪役キャラみたいになっているやんけ。ミカサやアルミンとの関係を壊すことをぶっちゃけるし。それともワザとアンチヒーローになろうとしているのか?個人的にはジークの過去が胸に刺さった。彼はただ両親に愛されたかっただけなのに……。2019/04/11
海猫
281
今回は特に情報量が多く、本が分厚いように思えてきた。作品の中で提示される価値観が多様で、多様な立場から世界が描かれる。その上に価値観を揺さぶる展開が次々と畳み込まれ、常に何かを問われているような気がした。立ちすくむような気持ちになるし、何にすがるのが正しいのか?今思えば前半の壁の中メインの展開は、シンプルでわかりやすい世界だっだんだなと。2019/04/09
むっきゅー
105
エレンはジークとじっくり話し合うことによって、多くの真実を得たもよう。その結果、調査兵団と袂をわかち「イェーガー派」なるものが台頭する。エレンが得た真実と真の目的は不明。一方、アッカーマン一族の秘密は明らかになった。そういうことか。後半は、幼い頃のジークと両親の関係と、明かされるジークの真の目的。ストーリーが核心に迫ってきた。次巻に期待ですね。2019/04/10
ゼロ
104
ガビがサシャを殺したことはバレる。人種なんて関係なく、ただ料理を美味しいと言ってくれるだけで通じ合えることもある。大人になれば分かることだが、ガビは子供で、純粋な子なだけに周りの声を耳にする余裕はない。ただただ悲しい啀み合い。またエレンは、自由になりたい…と口にするが、それはミカサ達と決別することなのか。未だに本音を語らず、ボカして喋っているので焦れったい。最後にリヴァイが仲間を殺してでも、ジークに自白させる。突き進んだ修羅場の数が違う。しかし、ジークにもやるべき信念がある。混沌な展開はまだまだ続く。2019/09/17
眠る山猫屋
86
ジークから見たあまりに哀しい親殺しの真相。その導き手となっていた〝先代獣の巨人〟クサヴォーさんもまた、悲しく・・・。エレンは変わり果て、まるで別人。アルミンやミカサを遠ざけるような言動は意図的なものにも思えるが・・・。ジークが望んでいたのは、民族浄化ならぬ民族自決。未来を断つ事により、悲劇を〝今〟で終わらせると言う選択肢。リヴァイのように、喪った仲間たちを思い出して戦えエレン。2019/07/05