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出版社内容情報
鉅鹿で項羽が秦の大軍を破る! その報を受け劉邦も動く・・秦の都がある関中の地に至るべく西へ。だが、その道は容易くはなかった!『修羅の門』『修羅の刻』『海皇紀』‥稀代のストーリーテラー川原正敏最新作は、紀元前中国が舞台。秦末の動乱期に覇を争った項羽、そして劉邦の生きざまを描き出す歴史絵巻。主役には天才軍師・張良を据え、偉丈夫達の興亡を紡ぎだす!
鉅鹿の地で項羽が二十万の秦軍を破る!! この報に活気づいた劉邦は西へ・・秦の都がある関中攻略へ軍を進める。一方、項羽は章邯率いる秦軍の動きに戸惑っていた!??
川原 正敏[カワハラ マサトシ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
getsuki
10
関中へ進軍する沛公軍。苦戦する中、再び劉邦の前に現れる張良一行。劉邦の長所と短所が随所に見え、大丈夫?と思わずにはいられない。だからこそ劉邦のために!と人が集まるのかもしれない。そう思わせる描き方がいいなぁ。前巻は項羽の項羽たる所を前面に出し、今回は劉邦。史実を知っているのを抜きにしても劉邦の下で戦いたいかな。2018/04/26
T.Y.
8
鋸鹿での項羽の勝利もまだ数的には秦軍有利のはずだが、章邯は戦わず引き延ばす。一方の劉邦は彭越、酈食其らと出会いながらも迷走していたところ、久々に張良が帰還する。白馬での決戦、大勝利を挙げた項羽の影を利用し、虚を突いた鬼謀が再び二度に渡り炸裂する。何より范増も分からぬと言った章邯の意図を読んで劉邦の戦いの重要性を強調するところが流石と思わせる。劉邦の馬鹿で大物なのは相変わらずの味。それとポイントは姫信こと韓王家の信、韓信と名前が紛らわしいせいで史記物では滅多に描かれない彼の活躍が。2018/10/04
北白川にゃんこ
6
軍師を信じる力!これが難しくてな2023/01/14
新天地
6
劉邦の人を見る目は確かだけどやっぱり愚。しかし愚故に危なっかしくてそれを支える人がいるのが魅力。その支えてくれる人を見出す能力が素晴らしい。もう一方の別の意味で危なっかしい人、項羽は今回出番がほとんどないのが少し残念。国士無双さんが相変わらずうだつが上がらず実力が出せないところが見ていて面白い。2018/05/02
水面頼光
6
徹底的に軍師を信じる劉邦。なかなかの男気。いいぞ。2018/04/22