出版社内容情報
「心理学におけるモーツァルト」と称され、「繊細な心理学者、博識な芸術学者、有能な教育学者、たいへんな文学通、華麗な文筆家、鋭い観察力をもった障害学者、工夫に富む実験家、考え深い理論家、そして何よりも思想家」と評される、ロシアの天才的心理学者ヴィゴツキー。
近年、アメリカをはじめ西欧などで再評価が高まり、脚光を浴びるなか、日本でも再び、心理学・教育学の両面でヴィゴツキーの学説への注目が集まってきた。本書は、そのヴィゴツキー理論の全体像をわかりやすくまとめたはじめての入門書である。
第1章 心理学におけるモーツァルト
第2章 新しい心理学方法論の探究
第3章 話しことば・書きことば・内言の発達
第4章 生活的概念と科学的概念の発達
第5章 思春期の心理
第6章 芸術教育論9
第7章 障害児の発達と教育
第8章 教育における環境と教師の役割
ロシアの天才的心理学者ヴィゴツキー(一八九六 一九三四年)の心理学・教育学説への関心は、最近、欧米諸国でますます高まってきています。(中略)
没後七〇年たったいまもその魅力が衰えず、むしろより注目され評価されてきているのは、ヴィゴツキー学説にこのような現代性があるからです。
本書は、そんなヴィゴツキー学説の魅力とその現代的意義をできるだけ多くの心理学・教育学の学生や、現場の教師、教育研究者たちに知ってほしいと思ってまとめた入門書です。
ヴィゴツキー学説の真髄を味わうためには、もちろん彼の著書に直接あたることが必要ですが、その前に、ヴィゴツキー学説の全貌を本書で大まかにつかんでおいたほうがより効率的で、わかりやすくなるだろうと思います。どうぞ、まず手にとって、この門を開いてみてください。
「心理学におけるモーツァルト」と称されるロシアの天才的心理学者ヴィゴツキー。近年、アメリカをはじめ西欧などで再評価が高まり、脚光を浴びるなか、日本でも再び、心理学・教育学の両面でヴィゴツキー学説への注目が集まってきた。発達における教育の役割を重視し、最近接領域の概念を提唱。
内容説明
「心理学のおけるモーツァルト」と称され、「繊細な心理学者、博識な芸術学者、有能な教育学者、たいへんな文学通、華麗な文筆家、鋭い観察力をもった障害学者、工夫に富む実験家、考え深い理論家、そして何よりも思想家」と評される、ロシアの天才的心理学者ヴィゴツキー。近年、アメリカをはじめ西欧などで再評価が高まり、脚光を浴びるなか、日本でも再び、心理学・教育学の両面でヴィゴツキーの学説への注目が集まってきた。本書は、そのヴィゴツキー理論の全体像をわかりやすくまとめたはじめての入門書である。
目次
第1章 心理学におけるモーツァルト
第2章 新しい心理学方法論の探究
第3章 話しことば・書きことば・内言の発達
第4章 生活的概念と科学的概念の発達
第5章 思春期の心理
第6章 芸術教育論
第7章 障害児の発達と教育
第8章 教育における環境と教師の役割
著者等紹介
柴田義松[シバタヨシマツ]
1930年、愛知県生まれ。名古屋大学教育学部卒。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。1961年、女子栄養大学、1975年、東京大学教育学部、1990年成蹊大学文学部教授を経て、東京大学名誉教授。日本教育方法学会代表理事。総合人間学研究会代表幹事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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紫羊
禿童子
rigmarole
りょうみや
しろきいろ