よい煙わるい煙を科学する―人と煙の長いつきあい…もっと見直してみませんか

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  • サイズ B6判/ページ数 174p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784806116950
  • NDC分類 519.3
  • Cコード C2040

出版社内容情報

煙の正体や、煙の元「燃焼」について科学し、悪玉と善玉の両側面から煙を解説。タバコ、ダイオキシン、木酢液、燻製、燻煙木材から漢方薬、お香まで、身近な話題豊富な1冊。

内容説明

天然物化学の権威である谷田貝光克・東京大学農学部教授が長年の研究成果を踏まえて、煙の正体と、それに煙の親戚筋にあたるガス状物質などを含めて解説。そのうえで、煙の元「燃焼」について科学し、悪玉と善玉の両側面から煙を正しく判断し、さらに、知られていそうで知られていない煙の魅力について紹介する。

目次

第1章 そもそも煙って何だろう(煙とは何か;煙の親戚について知ろう)
第2章 煙の元「ものが燃える」ことを科学してみよう(燃焼・熱そして煙の関係は;燃えるものと、その発生物を調べる ほか)
第3章 煙における悪玉と善玉の顔を探る(昔は煤煙、今は排気ガス;百害あって一利なしか=タバコの煙 ほか)
第4章 煙には多くの実用価値がある(煙は自然保護に利用できる;煙と木造りの住まいの妙なる関係を探る ほか)
第5章 なんと、人と煙の関係には文化の香りがする(煙は古くから詩歌に詠まれた;遠い昔の風物詩となるか、落ち葉焚きの煙 ほか)

著者等紹介

谷田貝光克[ヤタガイミツヨシ]
東京大学大学院農学生命科学研究科農学国際専攻教授。1943年栃木県宇都宮市生まれ。1966年東北大学理学部化学科卒、1971年同大学院理学研究科博士課程修了、理学博士(化学)。以後、米国バージニア州立大学化学科博士研究員、米国メイン州立大学化学科博士研究員、農林省林業試験場林産化学部研究員、木材炭化研究室長、同森林総合研究所生物機能開発部生物活性物質研究室長、森林化学科長などを歴任。1999年より現職。「第25回日本木材学会賞」受賞(1984年)、「科学技術庁長官賞」受賞(1992年)
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