出版社内容情報
再び訪れつつあるフェミニズムの時代を総特集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サトゥルヌスを喰らう吾輩
3
全体的に、エマ・ワトソン、ボディポジティヴ、SNSによる連帯、ファッションなど「新しくてお洒落で感じがいいもの」に象徴される「ポピュラーフェミニズム」にたいして批判的な考察をしたものが多く、すでにそこからこぼれている声があるということが強く印象づけられました。「ポップなフェミニズム」はバックラッシュによって要求されたものである一方、ネオリベラリズムやポストフェミニズムといった方向性とひもづいてもいて、運動の歴史を分断し「今の」と「昔の」という二項対立を作り出す機能すらある、むむむ。示唆に富む特集でした。2020/07/11
kei
2
ヤマシタトモコのインタビュー、北村紗衣の第4派フェミニズム概観目当てで。両方ともとても良い。2021/10/13
KA
2
瀬戸夏子「スタンダード・ナンバー」を読んだ。とんでもなかった。柏書房の note 連載は、怒りがうっすらと底で燃えている文体で編まれているが、こちらは爆発しきった炎そのもの。怒りの輪郭が全然掴めない。やばい、ファンになってしまう。というか、なった。2020/03/01
kiyokichi
1
遅ればせながら北村紗衣氏の「波を読む」目当てで手に取る。現在の第四波に至るまでのフェミニズムの歴史が驚くほど簡潔にまとめていて、初学者としては本当に助かる。 川口遼氏の「男性がフェミニストであること」も、ずっと引っかかっていたテーマでもあり、面白く読んだ。2020/06/28
ロウラ
1
最新のフェミニズムの動向がつかめた。エッセイなど多様な表現はフェミニズムも射程の広さを改めて感じる。2020/04/09