内容説明
接合部の設計が、構造計画の質を決める。図版550点超で詳解。青森県立美術館、サイエンスヒルズこまつ、広島市民球場、福井県年縞博物館、北九州市立戸畑図書館ほか、厳選41作品。
目次
1 鉄骨造とそのディテール(浮遊する大屋根がつくる工場建築の風景―リーテム東京工場;週末住宅の非日常的な空間と造形―桜山の住宅 ほか)
2 RC造とそのディテール(大きな吹抜とスキップフロアを有するRC造の住宅―内の家;狭小地に建つRC造住宅の免震構造―LAPIS ほか)
3 木造とそのディテール(和小屋の雰囲気を持つ集会施設―藪原宿にぎわい広場笑ん館;閉ざされた礼拝空間に光を呼び込む―駿府教会 ほか)
4 ハイブリッド構造とそのディテール(室内プールの大空間を浮遊して横切る通路―遊水館;緩やかに湾曲する屋根を持つ、開放的な研修施設―南飛騨健康増進センター ほか)
5 耐震補強とそのディテール(現代建築を新たなランドマークに蘇らせる―浜松サーラ;環境改善と耐震補強を一体で行う―黒松内中学校 ほか)
著者等紹介
金箱温春[カネバコヨシハル]
金箱構造設計事務所代表取締役。東京工業大学特定教授。1953年長野県生まれ、1977年東京工業大学大学院総合理工学研究科修士課程修了、1977‐1992年横山建築構造設計事務所勤務を経て、1992年金箱構造設計事務所設立。2008年博士(工学)取得。2011‐2015年(一社)日本建築構造技術者協会会長。多くの大学の非常勤講師を歴任。受賞に1998年JSCA賞、2005年松井源吾賞、2011年日本建築家協会賞、2016年日本建築学会賞(業績)、2020年土木学会田中賞他(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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