内容説明
目指すのは「自分で考えて動くロボット」。これまでのアプローチを振り返り、ディープラーニング・強化学習の先にある可能性を探る。
目次
第1章 自律ロボットの何が難しいのか?
第2章 自律ロボットを賢くする/賢さを問い直す試み
第3章 人の知能から得られるロボット知能に関するヒント
第4章 ロボット知能のための数理とアルゴリズム
第5章 ロボット知能に柔軟性を生み出すための試み
第6章 ロボットはもっと賢くなれるか?―ロボット工学への着地点
著者等紹介
小林祐一[コバヤシユウイチ]
1993年洛南高等学校卒業。1997年東京大学工学部精密機械工学科卒業。2002年東京大学大学院工学系研究科精密機械工学専攻博士課程修了。2002年理化学研究所バイオ・ミメティックコントロール研究センター研究員。2007年東京農工大学大学院共生科学技術研究院特任准教授。2012年静岡大学工学部機械工学科准教授(~現在)。2016年ミュンヘン工科大学自動制御工学研究室客員研究員(~2017年)。2019年MIR株式会社代表取締役(~現在)。博士(工学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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PenguinTrainer
8
ロボット工学を抽象的にも具体的にも整理されている本。 ロボット工学に詳しい筆者だからこそ出来る、ロボットにおける数値計算や解析の目的と意味を簡単にまとめるとともに、その解釈をより抽象的な哲学的にもとらえ直すことでロボット工学の現状と少し先の未来の展望が書かれている。 大学で学んでいる時は計算式としてしか理解出来ていない部分をより分かりやすく理解でき、非常に有用であった。2022/04/26
Wisdom
0
いろいろなテーマが盛り込まれているのに,著者が1人だけとはすごすぎです. 参考文献も充実していて大変勉強になりました.特にアフォーダンスのところが好き.2020/07/08