出版社内容情報
エンジニアを目指す学生や若手エンジニアにはぜひ読んでほしい技術経営論(MOT)の入門書。MOTの概要以降,「テクノロジー」,「マーケティング」,「ロジカルシンキング」など15項目にわけてMOTの重要事項を紹介する。MOTの考え方を全般的にとらえることができるので,忙しくてじっくりMOTを勉強する暇はないけど頭にいれておきたい,本格的にMOTを勉強する前にMOTの全体像をまずは知っておきたいという方に最適の書。長年企業で働いてきた経験豊富な著者が技術経営の重要性をやさしく説明する。
目次
MOT(技術経営)
テクノロジー
知的財産のマネジメント
アカウンティングとファイナンス
ヒューマンリソース
マーケティング
R&D
プロダクツ
クオリティマネジメント
ロジカルシンキング〔ほか〕
著者等紹介
阿部隆夫[アベタカオ]
1976年東京大学大学院工学系研究科博士課程工業化学専攻修了、工学博士。1976年小西六写真工業株式会社(現在のコニカミノルタ)入社。2003年同社早期円満退職。2003年信州大学繊維学部教授。繊維学部副学部長、社団法人日本写真学会会長。専門は経営工学、イメージング材料工学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かなすぎ@ベンチャー企業取締役CTO
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技術経営を学びたいなと思い読んだ本。ものづくり×経営という内容で、どのように技術と経営を組み合わせるのか?といった概要が理解できる本。少し期待ハズレだったのは、製造業中心の考え方であった点。自分はソフトウェアのエンジニアなので、ソフトウェアという技術と経営という点での本も読んでみたいと思った。関連して、ソフトウェアでは、あまり製造(一部使ってる人もいるが)言葉は使わない、なぜなら、製造というよりも創作の世界だから。なので、工場的に画一的にできない点はどうすればいいのだろうと疑問を思いつくキッカケになった。2021/10/16