心を交わす人工知能―言語・感情・倫理・ユーモア・常識

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心を交わす人工知能―言語・感情・倫理・ユーモア・常識

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  • サイズ A5判/ページ数 208p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784627818019
  • NDC分類 007.1
  • Cコード C3004

出版社内容情報

語・感情・倫理・ユーモア・常識といったテーマ別に,「心」にまつわるリアルなAI研究を紹介.―― 人工知能は心を持てるのか? AI研究の現場から,感情・倫理・ユーモアなど心の要素ごとの研究事例を平易に紹介.

***

昨今,大きな期待が寄せられる人工知能(AI).「人間の職業を奪ってしまうのではないか」「自我を獲得して人類に歯向かうのではないか」などの危険性も指摘されます.人工知能が「心を持つ」のは間近のようにも言われますが,果たしてそうなのでしょうか? 実際にどんな仕組みで「心」を実現するのか/しうるのか,技術面についての理解は,意外と進んでいないのが現状です.

本書では,20年以上にわたりAI研究を手がけてきた著者らが,「AIの心」にまつわる研究が実際にどのように行われているのかを解説します.言語・感情・倫理・ユーモア・常識の各要素ごとに,自然言語処理をベースとした自らの研究紹介も交えながら,「心」の実現に向けたAI技術開発のリアルを伝えます.さらに,
・「意識」や「自我」をも備えたAIの実現にどれくらい近づいたのか
・そもそもAIに「心」は必要なのか
・「心を持つAI」の危険を最小化するために,いま何が必要か
などについても,独自の視点で論じます.

これから研究者を目指す学生や,一歩踏み込んだAI研究の具体的内容を知りたい方におすすめの1冊.

第1章 人工知能の「心」を研究するとはどういうことか
第2章 言語獲得の実現:言葉を覚えるコンピュータ
第3章 感情処理:感情を理解するコンピュータ
第4章 倫理の獲得:善悪がわかるコンピュータ
第5章 ユーモア処理:ユーモアがわかるコンピュータ
第6章 常識の獲得:常識がわかるコンピュータ
第7章 意識と自我:心を持つ人工知能に向けて
第8章 心を交わす人工知能のつくり出す未来

荒木 健治[アラキケンジ]
北海道大学 教授 工博

ジェプカ・ラファウ[ジェプカ ラファウ]
北海道大学 助教 Ph.D.

プタシンスキ・ミハウ[プタシンスキ ミハウ]
北見工業大学 助教 Ph.D.

ディバワ・パヴェウ[ディバワ パヴェウ]
ポーランド クラクフ・ヤギェウォ大学 助教授 Ph.D.

内容説明

言葉を覚え、感情を理解し、善悪を判断し、ユーモアを交えながら、常識を踏まえて人間とコミュニケートする人工知能。そんな未来のAI技術に向けて、いま研究はどこまで来ているのか。20年以上にわたりAI研究を手がけてきた著者らが、「心」にまつわる研究の現状を紹介。「工学的な心」を実現する意義、その危険性と回避法についても、独自の視点で論じる。

目次

第1章 人工知能の「心」を研究するとはどういうことか
第2章 言語獲得の実現:言葉を覚えるコンピュータ
第3章 感情処理:感情を理解するコンピュータ
第4章 倫理の獲得:善悪がわかるコンピュータ
第5章 ユーモア処理:ユーモアがわかるコンピュータ
第6章 常識の獲得:常識がわかるコンピュータ
第7章 意識と自我:心を持つ人工知能に向けて
第8章 心を交わす人工知能のつくり出す未来

著者等紹介

荒木健治[アラキケンジ] [Rafal,Rzepka]
1982年北海道大学工学部電子工学科卒業。1988年北海道大学大学院工学研究科電子工学専攻博士後期課程修了。北海学園大学工学部電子情報工学科助手。1998年北海学園大学工学部電子情報工学科教授。北海大学大学院工学研究科電子情報工学専攻助教授。2004年北海道大学大学院情報科学研究科メディアネットワーク専攻教授。工学博士。自然言語処理、人工知能の研究に従事。とくに、形態素解析、言語獲得、機械翻訳、対話処理などの研究を行ってきた

ラファウ,ジェプカ[ラファウ,ジェプカ] [Michal,Ptaszynski]
1999年ポーランド国立ポズナン大学言語学研究科修士課程修了。2001年小樽商科大学社会情報学部で認知言語学の研究に従事。2004年北海道大学大学院工学研究科電子工学専攻博士課程修了。北海道大学大学院情報科学研究科メディアネットワーク専攻助手。2007年北海道大学大学院情報科学研究科メディアネットワーク専攻助教。博士(情報科学)。常識的知識獲得、感情処理、マシン倫理学、集合知などの研究に従事。安全な人工知能の構築を目指している

ミハウ,プタシンスキ[ミハウ,プタシンスキ] [Pawel,Dybala]
2006年ポーランド国立ポズナン大学日本学科卒業。2010年北海道大学大学院情報科学研究科博士後期課程修了。日本学術振興財団研究員。2012年北見工業大学非常勤研究員。2013年北見工業大学大学工学部助教。博士(情報科学)。自然言語処理、とくに感情処理の研究に従事

パヴェウ,ディバワ[パヴェウ,ディバワ]
2006年ポーランド国立クラクフ・ヤギェウォ大学で日本語学科修士取得。2010年北海道大学情報科学研究科メディアネットワーク専攻博士課程修了。2014年ポーランド国立クラクフ・ヤギェウォ大学中東極東研究科助教授。博士(情報科学)。専門は人工知能、自然言語処理、ユーモア処理、比喩処理、認知科学など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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オブ犬

1
人工知能に心が生まれるために必要と思われる倫理や感情、ユーモアなどの心のモジュールをコンピュータでいかにして実装するのか、その方法を個別に検討する一冊。専門的な内容ではあるが分かりやすく書かれているのでザックリとは理解できるくらいだった。これらの心のモジュールは人間のものもまだよく分かっていないところがあるので、人間の探求でもあるんだねえ。幅広い学会のものではなく一つの研究室のメンバーによるもののようなので視点は似通っているように思えた。2016/07/17

mim42

1
文章から進化的アルゴリズム風ににルールを獲得する手法の章がとても興味深かった。機械学習の 枠組みに定式化してあげるとよりすっきりしそう。 意識生成。心の理論と鏡像認知。この辺りは課題を纏めるだけでも一仕事。とても参考になる。 まあ、記憶については敢えて?触れられていなかった。2016/07/13

0
人工知能開発の進歩による技術的特異点は止めることができないのだから、人間が制御するための技術を確立しておくべきだ、という立ち位置の著者らによる本。いろいろと関連単語の勉強になった。技術的には、ある一線がどうしても越えられずにもがいているような印象を強く受けた。2017/07/17

Yoshinori Nishimoto

0
難しい映画を観た後の感覚になりました。2016/08/01

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