目次
1章 過渡現象とは
2章 直流電源を印加した場合の過渡現象
3章 正弦波交流電圧を印加した場合の過渡現象
4章 方形波電圧(非正弦波交流電圧)を印加した場合の過渡現象
5章 ラプラス変換を用いた電気回路の過渡現象解析
6章 機械系と電気系のアナロジーと等価電気回路による過渡現象解析
著者等紹介
奥平鎭正[オクダイラシズマサ]
1978年宇都宮大学工学部電気工学科卒業。1980年宇都宮大学大学院修士課程修了(電気工学専攻)。(株)日立製作所入社。1986年(株)日立製作所退社。東京都立航空工業高等専門学校助手。1991年東京都立航空工業高等専門学校助教授。2002年東京都立航空工業高等専門学校教授。2006年東京都立産業技術高等専門学校教授。博士(工学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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YUJIRO
2
電子回路の過渡現象を古典的に微分方程式を立てて、解くことで物理的なイメージをつかみ、そののち、ラプラス変換を用いた微分方程式の解法、ラプラス変換を回路そのものに適用する手法を紹介。初期条件を含めた回路のラプラス変換は参考になった。また、最後に力学系と電子回路のアナロジーを紹介。対象の系の見た目で直列と並列が混乱するので、一度微分方程式に落としてアナロジカルに考えた方が無難か。2021/01/29
YUJIRO
1
電気回路の過渡現象の参考書。フェーザー法の説明から、重ね合わせの原理により過渡解、定常解の和から微分方程式を解く方法、ラプラス変換を用いて、s領域での等価回路に変換し、機械的に解く方法を紹介。また、力学とのアナロジーも簡単に紹介している。例題も多く、解説も丁寧なため、とても良い参考書だと思う。2020/11/27
YUJIRO
0
復習。物理的なイメージをつかむには、微分方程式を立てて、重ね合わせの理で過渡解と定常解の和を考えるのがよい。機械的に解くならs領域での等価回路。2020/12/02