出版社内容情報
通常はなかなか知ることのないロケット/ロケット開発の全貌を,元JAXAエンジニアがわかりやすく説明.・構造と原理
・打上げの手順と飛行経路
・事故や失敗の原因
・国家規模の開発プロジェクトの進め方
あなたは「ロケット」をどこまで理解していますか?
通常はなかなか知ることのないロケット/ロケット開発の全貌を,元JAXAエンジニアがわかりやすく説明します.
事故や打上げ失敗の原因,ロケットエンジン設計のキーポイントなど,長年開発に携わった第一人者だからこそ語れる開発現場のリアルも満載.
将来ロケット開発の道をめざす若者にもぜひ読んでほしい一冊.
第1部 なぜ,ロケットだけが宇宙に届くのか? ―その原理と条件―
【宇宙を天翔けるための基本 ―ロケット力学入門―】
第1章 宇宙空間で推進力を得るには? ―自分の一部をちぎって投げる―
第2章 宇宙軌道に到達するには? ―極限までの軽量化―
【ロケットの基本 ―構造と打上げ―】
第3章 ロケットの仕組み ―鍵を握るのはロケットエンジン―
第4章 ロケットを打ち上げる ―ロケットは水平線に沈む―
【ロケットおよびロケットエンジンを完成させるには? ―プロジェクト推進入門―】
第5章 ロケットエンジン開発計画とその実際 ―ぶれることは許されない―
第6章 どんなトラブルが待っていたか? ―予想したトラブルは起こらない―
第2部 新しいロケットエンジンを設計する ―ロケットエンジン設計入門―
第7章 ロケットのどこが壊れるのか?
第8章 液体ロケットエンジンのシステムを組み上げる ―目標は10 年先の新製品―
第9章 燃焼器を設計する ―推進力の源泉―
第10章 ターボポンプを設計する ―ロケットエンジンの心臓―
終の章 宇宙輸送の将来 ―大航海時代に向かって―
青木 宏[アオキヒロシ]
名古屋大学 特任教授 博(工)
目次
第1部 なぜ、ロケットだけが宇宙に届くのか?―その原理と条件(宇宙を天翔けるための基本―ロケット力学入門;ロケットの基本―構造と打上げ;ロケットおよびロケットエンジンを完成させるには?―プロジェクト推進入門)
第2部 新しいロケットエンジンを設計する―ロケットエンジン設計入門(ロケットのどこが壊れるのか?;液体ロケットエンジンのシステムを組み上げる―目標は10年先の新製品;燃焼器を設計する―推進力の源泉;ターボポンプを設計する―ロケットエンジンの心臓;宇宙輸送の将来―大航海時代に向かって)
著者等紹介
青木宏[アオキヒロシ]
1952年山口県生まれ。苫小牧西小学校、山口県富田西小学校、富田中学校、県立徳山高校を経て1971年東京大学理科1類に入学。1979年東京大学工学系研究科航空学専攻修士課程修了。宇宙開発事業団(現・宇宙航空研究開発機構)入社。H‐1ロケット2段用LE‐5エンジンの開発、高圧酸素/水素エンジンLE‐Xの研究、H‐2ロケット1段用LE‐7エンジンの開発、再使用型輸送機の研究/月着陸機の研究ほかに従事。2006年東北大学大学院にて、博士号(工学)取得。2004年~2013年東京大学工学部非常勤講師(兼任)。2013年名古屋大学大学院工学研究科特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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