内容説明
大災害、少子高齢化、環境問題。多くの問題を抱える都市。これからのまちづくりは、こうした都市の問題を抜きにしては語れない。都市環境の視点として重要な、安全面、健康面、効率面、快適面からまちづくりを考える。
目次
序章 都市環境を取り巻く現状
第1章 安全・安心な都市環境へ(コミュニティで共有する防災・減災情報;エリアマネジメントと都市の環境防災情報システム;レジリエンス性能による災害に強い建築物の評価手法;人口減少社会における災害復興と生活再建)
第2章 健康・健全な都市環境へ(福島第一原発事故の教訓―汚染・除染・避難における計測;人を守る激甚災害後のマネジメント;熱くなった大都市に必要な「風の道」;再生可能エネルギーによる地域のエネルギー自立)
第3章 効率的で低炭素な都市環境へ(エネルギー政策の動向と都市のエネルギーシステムのあり方;都市のエネルギーシステムの動向;スマートコミュニティが意味する都市づくりの潮流;低炭素時代の環境配慮型建築の動向)
第4章 快適な都市環境へ(センスオブプレイスの保全と継承;NPOによる市民参加型ビオトープネットワークづくり;地域コミュニティによる住環境づくり;都市のあり方とまちづくり方針の変化)