入門都市計画―都市の機能とまちづくりの考え方

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  • サイズ A5判/ページ数 146p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784627452619
  • NDC分類 518.8
  • Cコード C3051

内容説明

まちづくりの原点がここにある。少子高齢化、環境・資源問題―変化する社会環境の中で、これからの都市のあり方を考える。

目次

はじめに―なぜ都市ができるのか
現代都市の問題
都市の進化とプランニング
計画概念とプランナー
暮らしを支える都市
豊かな都市空間を考える
持続可能性(サステイナビリティ)に取り組む
都市計画の基本的な制度
都市の再構築
新しい都市の形を考える
合意と担い手
これからの都市づくり

著者等紹介

谷口守[タニグチマモル]
1984年京都大学工学部卒業。1989年京都大学大学院工学研究科博士後期課程単位修得退学。1989年京都大学工学部助手。以降、カリフォルニア大学バークレイ校客員研究員、筑波大学社会工学系講師、ノルウェー王立都市地域研究所文部省在外研究員、岡山大学環境理工学部助教授、2002年同教授などを経て、2009年筑波大学システム情報系社会工学域教授、現在に至る。工学博士。国際住宅・都市計画連合(IFHP)評議員、国土審議会・社会資本整備審議会・交通政策審議会専門委員、日本都市計画学会学術委員長・理事などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

エリナ松岡

10
ページ数も抑えて写真もモノクロ、無駄な記述も少なくストイックで好感がもてます。一見役所のパンフレットのようでもありますが、著者の主張も結構出てきて、都市計画における良識的な判断というのがどういうものか把握できました。改めて、やっぱりMaaSなんかは都市計画の視点は必須かと思います。2019/11/11

ことぶき あきら

4
シムシティというゲームがありますが、それが昔から好きなせいか、都市計画には何となく興味を持っていました。初学者にも分かりやすく、都市計画を学ぶにあたっての考え方が解説されている教科書。日本において都市計画は大学の工学部(建築学系、土木工学系)で教授されていますが、本書を読んでも分かるように、少子高齢化や環境問題など、幅広い分野に関係する学問です。コンパクトシティ政策を根拠に中山間地域からの居住者の撤退の理由づけを行おうとするケースが散見されるが、本質は「拠点に集約」ではなく「拠点の集約」と公共交通の充実と2023/05/10

ちや

3
都市計画の基本書だが、制度にフォーカスしていないところが良い2017/05/22

ja^2

3
2000年を境に都市計画は、行政主導型から民間提案型が主流になっている。国と地方の1千兆円という借金がそうさせている。私はまさにそこに携わる者として、それを「お行儀の悪い都市計画」と言っている。▼そうした中で、著者が指摘するように、都市計画の教科書も制度の解説をしたものになりがちである。制度を熟知した民間プランナーが多くの利益を勝ち取るからだ。▼その意味で、本書は制度解説を最小限にし、都市計画に対する考え方の基礎を学ぶというスタンスになっている。人口が減少するという社会が変化する中では、極めて重要である。2016/03/08

かきつばた

2
本書が扱う幅ひろいテーマを見ると、都市は人間社会そのものの現れなんだと改めて思う。「誰もが小さな範囲の中でまじめに行動し、そして思考停止している」結果が今の都市であるなら、本当はどんな都市に住みたいのか、みんなでビジョンを作り上げていく必要がある。2020/06/30

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