出版社内容情報
クレイ数学研究所が100万ドルの懸賞金スポンサーとなった数学の未解決の7題は解けるか?
クレイ数学研究所の賞金問題の意義/リーマン予想/バーチ&スウィンナートン・ダイアー予想/P≠NP問題/ホッジ予想/ポアンカレ予想/ヤン-ミルズ方程式の質量ギャップ問題/ナビエ-ストークス方程式の解の存在問題
内容説明
2000年5月に、ボストンの実業家クレイ氏が創設したクレイ数学研究所が、数学の研究発展を刺激するために、未解決の難問7題を選んで、おのおのに百万ドルの懸賞金を提供した。その問題については、すでにいくつかの解説がでているが、この本はそのひとつひとつについて、それぞれの問題に造詣が深い専門の数学者に解説を書いてもらったものである。
目次
序章 クレイ数学研究所の賞金問題の意義
第1章 リーマン予想
第2章 バーチ&スウィンナートン・ダイアー予想
第3章 P≠NP問題
第4章 ホッジ予想
第5章 ポアンカレ予想
第6章 ヤン‐ミルズ方程式の質量ギャップ問題
第7章 ナビエ・ストークス方程式の解の存在問題
著者等紹介
一松信[ヒトツマツシン]
1947年東京大学理学部数学科卒業。1954年理学博士。1962年立教大学理学部教授。1969年京都大学数理解析研究所教授。1989年京都大学名誉教授。東京電機大学理工学部教授。1996年東京電機大学客員教授。現在に至る
鹿野健[カノタケシ]
1967年立教大学理学部数学科卒業。1967年金沢大学教育学部助手。1976年理学博士。1993年山形大学教育学部教授。現在に至る
金光滋[カネミツシゲル]
1973年岡山大学理学部数学科教授。1978年九州大学理学部助手。1983年理学部博士。1989年近畿大学九州工学部助教授。1993年近畿大学大学院産業技術研究科助教授。1995年近畿大学九州工学部および近畿大学大学院産業技術研究科教授。現在に至る
橋本喜一朗[ハシモトキイチロウ]
1974年京都大学理学部卒業。1980年東京大学大学院博士課程修了。理学博士。1981年東京大学理学部助手を経て、1984年早稲田大学理工学部講師。1986年早稲田大学理工学部助教授。1992年早稲田大学理工学部教授。現在に至る
竹内外史[タケウチガイシ]
1959年プリンストン高級研究所所員。1962年東京教育大学教授。1966年イリノイ大学教授。1966年プリンストン高級研究所所員。1971年プリンストン高級研究所所員。1975年ハイデルベルグ大学客員教授。1996年イリノイ大学名誉教授。現在に至る(理学博士)
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