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叢書・現代社会のフロンティア
マクドナルド化と日本

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  • サイズ B6判/ページ数 317,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784623038671
  • NDC分類 361.5
  • Cコード C3336

内容説明

近年注目を集めるマクドナルド化理論。日本は、アメリカ社会と同様にマクドナルド化するのか、またはしているのか。この難問に対し、理論の提唱者G・リッツア教授のみならず、日本側の第一線の研究者が解明を試みる。

目次

第1部 国際シンポジウム「グローバル化時代の日本文化―マクドナルド化現象と日本」(基調講演「マクドナルド化現象と日本」;まとめと解説;討論者コメント;リッツアの返答;総括)
第2部 マクドナルド化理論と日本社会(マクドナルド化の日本にとっての意味;マクドナルド化過程の拡張とその意味―マックス・ウェーバーの「合理化」過程の類型を手がかりにして;合理化とマクドナルド化;マクドナルド化のプログラム分析;グローカル化とマクドナルド化―合理性と非合理性の拮抗のなかで;マクドナルド化と日本企業―日本マクドナルド、セブン‐イレブン・ジャパン、トヨタ自動車;マクドナルド化と日本社会の「文化システム」)

著者等紹介

リッツア,ジョージ[リッツア,ジョージ][Ritzer,George]
1968年コーネル大学博士号取得。現在、メリーランド大学社会学部教授

丸山哲央[マルヤマテツオ]
1967年大阪大学大学院文学研究科修士課程修了。現在、仏教大学社会学部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

白義

6
マクドナルド化した社会、の註釈的な内容で、生の問題に取り組むワクワクする面白さはないけど、興味深い内容。リッツアのマクドナルド論は、ウェーバーの合理化、資本主義論の正当な延長なのだというのがよくわかる。それは企業だけでなく、生活世界も全面的に変えていくものだ。日本的経営の超合理性、丸山真男がベラーの徳川時代の宗教に反論していう、日本では合理性と呪術性が結合していたという指摘が重要。ブラック企業問題に繋がるが、グローバルなマクドナルド化が封建的ローカルの悪習と結び付いているのが日本の現状ではないか2012/09/18

苦虫

3
G・リッツァの「マクドナルド化」がマクドナルド店舗数第二位の日本ではどのように根付き、影響を与えているかという分析。正直、大元の「マクドナルド化」の理論もウェーバーもあまり良くわかってなかったので、いまいち噛み砕けず。複数の社会学者が論じているので飽きて、経済学者の指摘が新鮮に感じた(マーケティングと消費を変えた、という指摘)。しかし、結局一番印象に残ったことは、リッツァが結石で日本の学会に欠席したことだ、壮大なギャグである。しかも学会で国際電話とは、素晴らしき21世紀。2013/09/19

nuna

1
失敗。マクドナルド化した社会を読んでないので全体像が掴み難い。マックス・ウェーバーも多少は読んだほうがよさそう。2009/10/19

ロウ

0
「マクドナルド化した社会」を読んだほうがよいのだろうか2011/06/14

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