内容説明
まもなくアナログテレビ放送が終了し、デジタルテレビ放送に全面移行します―。総務省やテレビ局は、この事実を国民に伝えるためだけに、多大な宣伝費をつぎ込んでいる。だが、アナログで不自由していないのに、どうして移行しなければいけないのか?地デジはそんなにすばらしいのか?今より不便になる面はないのか?どうすればテレビを見続けられるのか?本書では、テレビ局と新聞社、さらには総務省が隠したがる「地デジの正体」をわかりやすく解説。地デジにだまされない知識が身につく。「気軽にテレビを見たいだけ」という人にもオススメ。
目次
第1章 地デジ完全移行で何が起きるのか?
第2章 「貧乏人はテレビを見るな!」という国策
第3章 ここが変だよ、ハイビジョン
第4章 過剰なコピーガードが壊したもの
第5章 「電波の有効活用」は本当か?
第6章 後悔しないテレビ・録画機購入ガイド
あとがき―最後の選択は「テレビをやめる」ことか?
著者等紹介
たくきよしみつ[タクキヨシミツ]
1955年、福島県生まれ。作家。上智大学外国語学部非常勤講師。20代でビクターよりレコードデビュー。30代で『マリアの父親』で第4回小説すばる新人賞受賞。50代からは福島県阿隈山系に居を移し、自宅スタジオでの音楽制作や著述活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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もよ
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あとがきにすべてが要約されてる「テレビが文化を豊かにしてくれる時代は終わった。ごくろうさま、テレビジョン」2012/07/06
あべっち
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今読むにはちょっと遅い本です。 当時から課題が山積み、というのはよくわかりましたが。2011/11/01
まさきち
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この時期に読み終わったw コピーできない問題,B-CAS問題,電波問題などなど,通信放送に関する問題が一覧できる.2009年当時のものだから多少古いかも.デジアナ変換や仕様の不備をこの時期からあげていたんだから優秀だった本.2011/07/26
tomo
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『デジカメに1000万画素はいらない』の著者が今度は地デジに物申す。デジカメと比べると、だいぶマニアックになった感はあるが、一般庶民の側に立っての主張は筋が通っており、そうだそうだとうなずける部分も多い。技術論の説明となる3章はマニアでないと読んでいて少々ツライかもしれない。自分も途中で挫折してこの章はななめ読みした。2009/09/29
おさむん
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積読本でした。今更ですが、今頃読んでいます。結局、「地デジ」への移行って、何のためだったんでしょうね。最近、4Kとか8Kとか言われていますが、これもよくわかりません。2018/12/18