暴走する資本主義

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  • サイズ A5判/ページ数 379p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492443514
  • NDC分類 332.06
  • Cコード C3033

内容説明

私たちは「消費者」や「投資家」だけでいられるのではない。日々の生活の糧を得るために汗する「労働者」でもあり、そして、よりよき社会を作っていく責務を担う「市民」でもある。現在進行している超資本主義では、市民が労働者がないがしろにされ、民主主義が機能しなくなっていることが問題である。私たちは、この超資本主義のもたらす社会的な負の面を克服し、民主主義をより強いものにしていかなければならない。個別の企業をやり玉に上げるような運動で満足するのではなく、現在の資本主義のルールそのものを変えていく必要がある。そして「消費者としての私たち」、「投資家としての私たち」の利益が減ずることになろうとも、それを決断していかなければならない。その方法でしか、真の一歩を踏み出すことはできない。

目次

序 パラドックス
第1章 「黄金時代」のようなもの
第2章 超資本主義への道
第3章 我々の中にある二面性
第4章 飲み込まれる民主主義
第5章 民主主義とCSR
第6章 超資本主義への処方箋

著者等紹介

ライシュ,ロバート・B.[ライシュ,ロバートB.][Reich,Robert B.]
1946年、ペンシルバニア州に生まれる。ハーバード大学教授、ブランダイス大学教授などを経て、現在カリフォルニア大学バークレー校教授。クリントン政権で労働長官を務める。『アメリカン・プロスペクト』の共同創立者兼編集者。『ニューヨーカー』『アトランティック・マンスリー』『ニューヨーク・タイムズ』『ワシントン・ポスト』『ウォールストリート・ジャーナル』などへの寄稿多数。2003年に経済・社会思想における先駆的業績によりバーツラフ・ハベル財団賞受賞。2008年5月『ウォールストリート・ジャーナル』紙で「最も影響力のある経営思想家20人」の1人に選ばれる

雨宮寛[アメミヤヒロシ]
コーポレートシチズンシップ代表取締役。コロンビア大学ビジネススクール経営学修士およびハーバード大学ケネディ行政大学院行政修士。クレディ・スイスおよびモルガン・スタンレーにおいて資産運用商品の商品開発を担当。2006年コーポレートシチズンシップを創業。明治大学公共政策大学院兼任講師(CSR・社会起業論)。CFA協会認定証券アナリスト

今井章子[イマイアキコ]
コーポレートシチズンシップ取締役。ハーバード大学ケネディ行政大学院行政学修士。英文出版社にて外交評論誌の編集を担当。2005年7月ジョンズホプキンス大学ライシャワー東アジア研究所客員研究員、2006年1月東京大学法学政治学研究科客員研究員等を経て、現在、東京財団広報担当ディレクター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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中年サラリーマン

13
著者は民主的な資本主義よりもグローバル競争とかで行きすぎた超資本主義がまずく民主主義を取り戻さないと!といっているが僕はむしろ著者のいう超資本主義が本来の純粋な資本主義だと思うなぁ。なのでなぜ民主主義的な資本主義だとうまくいくのか?そもそも民主主義的なって何よ?ってところでひっかかっていまいちな感じはした。ただCSRとかが一応そういうことを説明する例なのかなあとは読んでいて感じた。東洋経済のベスト経済書とのことだがそこまでよいとは思わなかった。2013/11/03

イボンヌ

11
暴走したあと何処にたどり着くのか。市民としての力をどうやって取り戻すか。2017/03/14

RmB

8
資本主義の暴走はどんどん加速され格差が拡大しているのが、現代ではないか? 市民の役割はひたすら消費する事。カネの切れ目が、社会との縁の切れ目ということか。2014/01/27

るるぴん

7
冷戦終結後、軍事技術が市場経済に普及、技術革新、グローバル化、規制緩和が進んだ。それまでの寡占企業は主導権を失い、消費者と資本家が強くなった。労働組合壊滅、期待にコミットできるスター経営者の奪い合いが進んだ。世界中の資本が国境を超え、企業間の競争は激化、結果にコミットすれば巨額報酬は許容され、コストカットから中間層が没落、格差拡大社会が到来。我々は間接的資本家かつ消費者であり民主的市民でもある。が資本が政治介入し民主主義が飲み込まれるようになった。我々はどう対処すべきかにも触れている。名著。2020/06/01

Hiroki Nishizumi

4
我々の中にある二面性については考えさせられる。確かに指摘通りだ。そして超資本主義の勝利は民主主義を飲み込み衰退させている。これも指摘通りだ。だが、本書で語られる処方箋は有効なのだろうか。特に法人税について、今の自分は分からない。さらに根源的なことを理解しなくては。2019/04/03

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