検証 BIS規制と日本 (第2版)

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  • サイズ A5判/ページ数 226p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784322107944
  • NDC分類 338.9
  • Cコード C2033

内容説明

90年代の日本の苦悩を21世紀の世界に活かすには?国際合意取りまとめの現場から語るグローバル化の政治経済学。

目次

第1章 誰がリスクを負担するのか
第2章 内発と外圧―現行BIS規制前史
第3章 現行規制交渉経緯
第4章 88年合意の概要と国内規制化
第5章 バブルとBIS規制
第6章 バブルの崩壊とBIS規制
第7章 米国のクレジット・クランチとリスク管理革命
第8章 市場リスク規制の導入
第9章 グローバリゼーションとアジア金融危機
第10章 バーゼル2―新しいBIS規制
第11章 どのような経済、どのような社会を目指すのか

著者等紹介

氷見野良三[ヒミノリョウゾウ]
1960年富山市生まれ。1983年東京大学法学部卒業、大蔵省入省。1987年米ハーバード・ビジネス・スクールMBA。1991~1993年に大蔵省で、1999~2003年に金融監督庁・金融庁で、それぞれバーゼル銀行監督委員会関係の業務に携わる。2003年9月金融庁国際課国際企画室長。2003年11月から、バーゼル銀行監督委員会事務局長、同委「コア・プリンシプルズ・リエゾン・グループ」議長。2004年6月まで同委「期待損失・非期待損失」部会議長。2005年4月から同委「自己資本比率規制見直しタスク・フォース」暫定議長。金融安定化フォーラム・メンバー
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感想・レビュー

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腹立たかしい

0
BIS規制の内容がどのような背景からどのような意図で制定されたか、かつての危機やバーゼル委員会などのコメントをもとに書かれている。時系列順なので読み物としてもよく出来て、言い得て妙な比喩の数々が面白くわかりやすくしてくれていたと思う。かつて日本が世界金融ひいては経済を動かしていたことが、バブル後に生まれた私にとっては新たな発見というか意外な事実。BIS規制を押し付けられたものと受け取るのではなく、利用することで新たな経済体制を作り上げる契機とすべきというような考え方に納得はしたが、どうするんだろう。2012/05/07

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