美津と千鶴子のこんとんとんからり (増補新版)

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  • サイズ B6判/ページ数 259p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784896180305
  • NDC分類 367.2
  • Cコード C0036

内容説明

共感と対立をはらみ、パワフルに読み手の女を男を、己れのありか探しに誘う。ウーマン・リブ(70年代)からフェミニズム(80年代)に光芒をはなつ、星たちのニアミス。

目次

女をつなぐ―私のリブ・私のフェミニズム(過去と過去が向かい合う;それは、天から降って来た ほか)
関係を遊ぶ―怒りと快をもって(怒りはその頃と同じ;“女の苦労”につながっている ほか)
私を生きる―かまけて、ふけて(「今、戦争」を生きる;旗振りに怒り狂ってる、鍼灸師のおばさん ほか)
時代を視る―生きてることを愛して(時代が私に追い着いたんです;私は私を生きる ほか)

著者等紹介

田中美津[タナカミツ]
1943年、東京都に生まれる。70年代初頭のウーマン・リブ運動の直中を生き、75年の国際婦人年世界会議を機にメキシコに渡り、四年半滞在した。帰国後、東洋鍼灸専門学校を卒業、85年に治療院「女と子どものからだ育て“れらはるせ”」開設、鍼灸師として活躍している

上野千鶴子[ウエノチズコ]
1948年、富山県に生まれる。京都大学文学部社会学科を卒業、同大学院博士課程を修了し、平安女学院短期大学助教授、京都精華大学教員を経て、現在、東京大学大学院人文社会系研究科教授。専門の社会学のほかに、フェミニズム理論の担い手としてめざましい活躍を続けている
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感想・レビュー

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nbhd

12
70年代ウーマンリブの田中美津さんと、80年代からフェミニズムを牽引する上野千鶴子さんの対談集。田中美津さんの、しれっとした語りに重みがあった。例えば「実年齢は27歳なのに、メディアに26歳と紹介され、浮かれた話」とか。心に留めておきたいと思ったのは、唐突に出てきて、あまり吟味されない『虚弱リブ』というワード。美津さんは、友人の同性愛男性を引き合いに出して「彼は全然戦わないんだけども、全然屈しない人なの。自分がホモだってことを隠さないし、また特別主張もしない人」と言う。なんだろう、この言葉の感触は。2021/03/05

寛理

0
序盤の、「成熟」についての会話が面白かった。これも、大岡昇平の本の引用から始まってるのは奇遇。2020/09/21

Naokosh

0
上野千鶴子さんって東大祝辞で知って興味持った。海外は景色変わる、無になる(ゼロスタート)という思いを持って海外にたくさん行っておけばよかったな…もう行けない…2020/08/21

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