内容説明
江戸時代、大名たちの食卓は想像以上に豊かなものだった。魚介類、野菜類、そして肉類、さまざまな食材に彩られた。薩摩藩・島津家にのこる諸史料から、彼らの暮らしぶりの諸相にせまる。
目次
はじめに 大名島津家と食の記録
第1章 寛永七年将軍家光の御成と饗応の膳
第2章 江戸前期の暮らしと食―十九代光久・二十代綱貴時代
第3章 江戸中期の食―二十一代吉貴・二十二代継豊時代
第4章 二十五代重豪の食と暮らし
第5章 化政期の食―二十六代斉宣・二十七代斉興時代
第6章 幕末期の食―二十八代斉彬時代
第7章 島津家歴代の食
第8章 島津家の年中行事と儀礼の食
第9章 島津家の包丁人
第10章 鹿児島の郷土料理と菓子
著者等紹介
江後迪子[エゴミチコ]
山口女子短期大学食物科・実践女子大学家政学科卒、山口県立安下庄高校・同岩国高校教諭をへて実践女子大学大学院家政学研究科修了(家政学修士)。広島文教女子短期大学助教授・別府大学短期大学部教授をへて1995年退職後フリーで活動
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