内容説明
女学校3年生。勤労動員先で被爆し、奇跡的に生きのびた少女は、猛火の下で一夜を過ごした翌朝、死の街を縦断してひとりわが家へ向かった…。詩人の感性をもつ少女の目を通して、被爆の実相と、廃墟に生きた人々の姿を描いたノンフィクション。
目次
太陽が落ちた日
父の場合
母と弟
戸坂小学校
終戦
夕焼けと鴉
伯父の死
祖母
天と地といのちだけの日々
子供たちの周辺
緑
被爆症状
ABCC
骨仏
友柳さんのこと
飯田さんのこと
私のその後
著者等紹介
橋爪文[ハシズメブン]
1931年1月、広島市に生まれる。14歳で被爆。日本ペンクラブ、日本詩人クラブ、戦争に反対する詩人の会、新歌曲21などに所属
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