10+1 series
都市表象分析〈1〉

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  • サイズ B6判/ページ数 423,/高さ 18cm
  • 商品コード 9784872750935
  • NDC分類 361.78
  • Cコード C0336

内容説明

都市に寄せる愛と欲望が結晶したエンブレムの蒐集。

目次

未来の化石―非都市の存在論
光の皮膚の肌理―都市写真という寓意
路上の系譜―バラックあるいは都市の忘我状態
腐敗する湿原都市―昭和の死と東京
無人の風景―建築が見る不眠の夢
コンピュータの屍肉―サイバースペースの生ける死者たち
建築の哀悼劇―ヴァーチュアル・ハウスをめぐって
逆説都市―室内の幻像からノワールの宇宙へ
ポスト郵便都市―手紙の来歴、手紙の行方
二のの扉―性差という分割〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

V.I.N.O

6
現代思想や芸術のタームが多数登場し、論旨が理解できたとは言い難いが、表現がいちいち詩的で、それを反芻しながら読み進めるだけでも充分楽しめた。また知識を深めて再読したいところ。2017/09/29

代拿邁人☆

1
どの論考も非常に面白かったが理解出来ないところも多かった。プロローグとエピローグと跋を先に読むのも良いかも。SFとミステリが好きだったのでⅡが特に面白かった。論理展開がよく分からなかったのは、精神分析への依拠が多かったからなのか、イメージに頼った飛躍があったのか、単に勉強不足か分からないが、参照されていた文献を読んだ後もう一度戻ってきたい。2022/12/16

wayono

1
古代ローマの都市の再構成に興味があり少しずつ読んでいる。 フロイトの発言がいちいちおもしろく、本書はそれに関するさまざまな情報を結びつけながら説明してくれてすごく勉強になる。2021/01/10

arkibito

1
都市に住まう無数の人間の意志がぶつかり合い、ねじれながら、我々の欲望を一つの過程として具象の世界に立ち現われたものこそが「まち」である。それは単なる空間スペースというわけではなく、過去、現在、未来を包み込む巨大なブラックボックスである。表象を読み解くことで都市とは何かを問う名著。2001/08/06

Was

0
『10+1』に連載されていたものをまとめた一冊。「都市に寄せる愛と欲望が結晶したエンブレムの蒐集」と帯にあるように、都市そして都市的なものを縦横無尽に論じる(建築、写真、暗号、郵便、サイバースペース…)。ベンヤミンをはじめ現代思想のタームが氾濫するが、上手く纏めてくれているので読む上であまり問題は無く、予想もしない繋がりが見えたりする。この本自体が偶然性の出会いに満ちているのだ。都市論をやるなら必読。2012/04/17

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