内容説明
20世紀に発表された建築・都市に関する主要な書物・論文から100件を選び、各テクストの内容を紹介しつつ批評的にレヴューを行なう。これらは「西洋近代建築」、「西洋現代建築」、「日本近代建築」、「日本現代建築」、「建築史」、「批評」、「都市」、「芸術」、「文学」、「思想」という10のカテゴリーによって整理されている。
目次
西洋近代建築
西洋現代建築
日本近代建築
日本現代建築
建築史
批評
都市
芸術
文学
思想
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コットン
61
建築関連200冊の書籍・論文の評論。レビュー形式だけどかなり内容が濃い。『行動建築論ーメタボリズムの美学』黒川紀章の項と『陰翳礼讃』谷崎潤一郎・『日本文化私観』坂口安吾の項が興味深い。2019/07/27
takahiroyama3
3
都市・建築に関する本の本。100冊もの名著の紹介を読み終わった時、私は20冊の必ず読みたい本、もう20冊のできれば読みたい本と出会えました(そんなに読めるのか…)。「百聞は一見に如かず」は真ですが、冒頭の文章で言及された「100回訪問しても気づかないことを1回の読書が教えるかもしれない」こともまた真かと感じます。特に都市は人間主体的な環境です。つまり、都市を取り巻く論述が、次なる都市を決めることになります。なので都市について記述すること、それを読解することは、止まらない営みなのだと感じられました。2019/03/27
ik
0
各書籍を4ページ程度でわかりやすく紹介してくれているので、近現代の建築に関する本をどれから読むか迷った時にとても便利。様式論とか空間論とか、ジャンルで更にわかれていたら更に見やすいかなと思う2013/07/01
大林ひろし
0
建築系の書籍ガイドとして読んでみたが、こちらのリテラシーが低すぎて、まったく参考にならず。また少し経ってから見てみることにする。2012/11/19