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歌と戦争―みんなが軍歌をうたっていた

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  • サイズ A5判/ページ数 261p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784871522359
  • NDC分類 767.6
  • Cコード C0073

内容説明

戦時下、3000曲を越える軍歌がつくられ、国民の心を忠君愛国、鬼畜米英に染めあげた。北原白秋やサトウハチローらが戦争讃歌の詩を書き、山田耕筰、古関裕而らが勇壮な曲をつけた。子供たちは“僕は軍人大好きよ”を学校で歌い、“軍国子守歌”で眠りについた。詩人・作曲家・歌手・放送界・音楽関係者が総がかりでつくった軍歌ワールドを解明し、その責任を問う。

目次

第1部 軍歌の本流・公募歌(公募歌の興隆とその背景;日本国民歌運動と公募歌の全盛 ほか)
第2部 戦時下の音楽社会(放送軍歌と国民歌謡;国民歌謡から国民合唱へ ほか)
第3部 翼賛に邁進した作詞家と作曲家たち(翼賛詩歌と作詞家たち;堀内敬三と『音楽之友』 ほか)
第4部 子供の軍歌・浸透する翼賛運動(少国民たちの軍国歌謡;敵性音楽の追放 ほか)

著者等紹介

桜本富雄[サクラモトトミオ]
1933年、長野県に生まれる。東京学芸大学講師。戦時期日本文化史、視聴覚教育メディア論。太平洋戦争下、国民を戦争へと駆り立てた翼賛運動の実態を、これに参与、推進した作家、詩人、画家、音楽家などの作品、文献をひろく発掘、収集して実証的に明らかにする研究に打ち込む
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