愉しい非電化―エコライフ&スローライフのための

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  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784862480354
  • NDC分類 590
  • Cコード C0095

内容説明

冷蔵庫、掃除機、洗濯機、冷暖房、除湿機、消臭器、換気装置、照明…「貧しい昔」に戻るのではなく、「新しい豊かさ」を愉しむための非電化製品を大公開。

目次

第1章 電気文明の歴史(電気文明の世紀はエジソンから;文明開化 ほか)
第2章 電化製品の不思議なチグハグ(効率は2000万分の1!?電気掃除機;家庭用電力の10%を消費!待機電力 ほか)
第3章 愉しい非電化製品(日本でもモンゴルでも注目されている 非電化冷蔵庫;半永久的に使うことができる 非電化除湿機 ほか)
第4章 愉しい非電化プロジェクト(葉山の非電化工房アトリエ;津山の非電化住宅 ほか)
第5章 非電化の意味論(ホドホド快適・便利;ローカル化 ほか)

著者等紹介

藤村靖之[フジムラヤスユキ]
1944年生まれ。大阪大学大学院基礎工学研究科物理系専攻博士課程卒業(工学博士)。コマツ熱工学研究室長、カンキョー代表取締役などを経て、非電化工房、発明工房、発明起業塾を主宰。また、科学技術庁長官賞、発明功労賞などを受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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kubottar

23
電気掃除機って確かにいらないですよね。カーペットでないのなら箒で十分。それに主婦のほとんどが電気炊飯ジャーを使って米を炊くことを常識にしているけど、土鍋や圧力鍋で米を炊いても十分美味しいし、エネルギー効率は電気よりもガスの方が上だけど誰もそっちを使う方には頭が回らないのは面白い指摘だった。つまり、自分で電化製品を使う機会を考えることが必要ですね。2017/03/10

Machida Hiroshi

4
本書は、那須で「非電化工房」を主宰している著者が、大阪大学大学院基礎工学科修了の工学博士で小松製作所で研究職をしていたという経歴を活かして自ら発明した「電化製品」ほど便利ではないけど、ほどほどに便利で電気を使わない「非電化製品」の冷蔵庫や換気装置や温水器などを紹介し、文明の利器に染まった価値観を転換させてくれる一風変わった啓蒙書です。筆者は、「非電化」は、電気を使わないで代わりに頭を使い、ちょっとした不便を受け入れながら楽しく生活をする、ということが目的だと言っていて、だから「節電」ではないとのことです。2017/03/27

yakomini

4
「愉しい」というところに惹かれました。押しつけがましくなくて提案というスタンスが好感持てます。「モンゴルの非電化製品プロジェクト」や「ナイジェリアの非電化オレンジジュース工場」うまく進んでくれると嬉しいです。我が家でも「個人的サマータイム」を実施したり(早朝に読書したり、掃除したり…もともと掃除機出すの面倒なのでクイックワイパーやコロコロで掃除してました。ミシンを使わず手縫いしたり…はっ!ただの面倒くさがり…)まぁほどほどにプロセスを楽しんで生活するのがいいかなと思っています。2012/09/04

Levi

3
この原発事故以前から太陽光の発電効率が25%程度だとは知っていましたが、発電方法に関わらず効率が低いことを知り驚きました。投入したエネルギーが全て使われるわけじゃないのです。そして、その電力の利用もエネルギーが全て使われるのではないことを知り驚きました。藤村氏がおっしゃるように電気は高級なエネルギーだと人はもっと知るべきだと思います。知れば、高級品にはそれなりの扱い方があるべきだから、今のように垂れ流す使い方は出来ないはず。藤村氏が効率の悪さを「愉快な結果」とおっしゃるのがおちゃめで好きです。2011/07/09

paluko

3
「電気に仕事をさせる」のは仕事の種類によってはとても非効率であることがよくわかる。極端に走るのではなく「愉しい」範囲で非電化を試みる、というスタンスにも非常に共感できました。視野が広がる一冊。2011/05/01

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