内容説明
地図は町の姿をみる最良の情報源です。とりわけ地形図からは、土地の開発の歴史、都市や村落の立地環境、土地利用の多彩な展開、先人の災害とのつき合い方、鉄道・道路等による町のつながり等が読みとれます。どの町にもいろいろな魅力があります。そして、地形図を持ち現地を訪れることで、生活と結びついた今の町の姿、史跡や景勝地がそこにある理由、町の産業がそこに立地したわけ、地形の特徴と等高線が意味すること、自然災害の危険性とそれを避ける知恵等が分かります。
目次
下越地域(新潟市中央区(中心部)―港町から発達した県庁所在都市
新潟市西区―新潟大学移転による砂丘への住宅地拡大 ほか)
中越地域(長岡市中心部・宮内―新潟県第2の中核都市;長岡市長岡ニュータウン周辺―地方都市の大規模開発 長岡市栃尾―全国有数の合繊維物産地 ほか)
上越地域(上越市高田―上越地域の中心市街地;上越市直江津・春日山―多彩な歴史舞台 ほか)
佐渡地域(佐渡市金井・佐和田・畑野・真野―佐渡国・天領の島佐渡市と国中平野の中心地;佐渡市両津―佐渡の表玄関・両津港 ほか)
著者等紹介
戸所隆[トドコロタカシ]
1948年群馬県生まれ。1974~96年立命館大学地理学科・助手・助教授・教授を経て、1996年高崎経済大学地域政策学部教授、2014年同・名誉教授。2021年事業創造大学院大学特任教授。文学博士。この間に日本学術会議研連委員・連携会員、日本都市学会会長、日本地理学会会長、日本地域政策学会副会長、国の学術審議会・国会等移転審議会・経済審議会専門委員などを歴任。現在、群馬県文化財保護審議会長・国土利用計画審議会長、富岡市景観づくり会議長、日本地図センター監事などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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