内容説明
約100種の樹木の性質とその用途を解説。巻末に五十音順の索引が付く。
目次
アカマツ・クロマツ
アケビ・マタタビ・サルナシ
アコウ・ガジュマル
アスナロ・ヒノキアスナロ
イスノキ
イチイ
イチョウ
イヌマキ
イボタノキ
ウツギ類(ウツギ・ノリウツギ)〔ほか〕
著者等紹介
伊東隆夫[イトウタカオ]
京都大学名誉教授。独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所埋蔵文化財センター。南京林業大学木材工業学院
佐野雄三[サノユウゾウ]
北海道大学大学院農学研究院環境資源学部門
安部久[アベヒサシ]
独立行政法人森林総合研究所木材特性研究領域
内海泰弘[ウツミヤスヒロ]
九州大学農学部附属演習林
山口和穂[ヤマグチカズホ]
独立行政法人森林総合研究所材木育種センター関西育種場(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Schuhschnabel
3
その名の通り、日本に生息している樹木のうち利用価値の高いものをピックアップした図録。なので、各項目の最初の写真は材の木目を撮ったものになっている。植物民俗学の専門家が編者に入っているのか、名前の由来や地方特有の名称、文学作品に現れる例が充実している。『ゴールデンカムイ』を読んでいてもわかるが、前近代で樹木を最も有効活用していたのはアイヌ民族なのだなという印象が強く残った。ところどころに執筆者たちの個人的な所感が述べられていて、この界隈はそういう遊びが許されているのかと羨ましく思った。2022/02/12
kei
1
カヤ: 目がつまり適度に柔らかいため、高級碁盤材として好まれる。実は油を含み、灯油や食用としても。2021/11/17