出版社内容情報
ドラッグとミュージシャンの関係は古くて深い。本書はサッチモ、チャーリー・パーカー、アート・ペッパー、ビリー・ホリデイ他多数のジャズメンとドラッグのかかわり、音楽への影響を鋭く活写し、両者と米政府の黒人政策との関係を描き出す。ジャズ入門書としても最適。
内容説明
アメリカのポピュラー・ミュージック、特にジャズとロックのミュージシャンのなかには、すばらしい音楽を聴衆に提供しながらも、ドラッグに溺れ、何度も捜査当局に逮捕され、やがてはドラッグに命を取られたミュージシャンが数多くいる。本書は、そうしたアメリカのポピュラー・ミュージック界とドラッグとのかかわりを、たんねんに関係資料を集めて検証し、歴史的に社会学的に考察した本である。
目次
第１章 神の薬が欲しい方は前にどうぞ
第２章 サンボから悪魔へ
第３章 一服して大物になれ―メッズとマリファナ
第４章 マリファナ売人賛歌
第５章 よう、よう、ハリー・Ｊ今日は何人の男を逮捕したんだい？
第６章 女性の時代
第７章 黄金のホルン、黄金の腕
