内容説明
ヘンプとは、麻の英語名でアサ科の一年生植物。大麻草のこと。世界各地で栽培され、3カ月で3メートル以上に成長し、農薬や化学肥料がほとんどいらないという特徴をもつ。スローライフやLOHASなどのキーワードとともに、これからの社会に不可欠なアイテムとして紹介されるヘンプ。衣料、食品、化粧品、紙、住宅建材、プラスチック、エネルギー…ヘンプのさまざまな使い方・使われ方を解説。
目次
ヘンプの基礎知識
ヘンプとはどんな植物か
日本文化と麻
ヘンプを着る
麻の実を食べる
ヘンプオイルで美しくなる!
ヘンプでつくる癒しの空間
ヘンプハウスに住みたい
ヘンプ紙で森を守る
ヘンプでプラスチックをつくる試み
ヘンプエネルギーで車が走る
ヘンプから医薬品をつくる
ヘンプの可能性に挑戦する
ヘンプ生活24の方法
著者等紹介
赤星栄志[アカホシヨシユキ]
1974年、滋賀県生まれ。日本大学農獣医学部卒業。現在、Hemp Revo,Inc.代表。NPO法人バイオマス産業社会ネットワーク理事、NPO法人ヘンプ製品普及協会理事。学生時代から環境・農業・NGOをキーワードに活動を始め、農業法人スタッフ、システムエンジニアを経て、バイオマス(生物資源)の研究開発を行なうHemp Revo,Inc.を設立。麻の実料理教室、麻の農業体験教室「麻畑サポート」などを行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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磁石
23
稲であれ麦であれ水素であれ木綿であれ、なんだって人類は、あえて面倒で作りづらいモノを主に使おうとするのか? あまつさえ、楽で便利な昔ながらのモノを禁止するのか? 衣食住は大切だけど、生まれた意義はそこから先にあるはずなのに、前へ進めず足を引っ張られ続ける。いったいどれほどの無駄な労力が費やされてしまったのか……。今すぐにでも、ヘンプ生活に切り替えたくなる。2017/10/15
Hiroyuki Nakajima
4
麻は古来から日本人に馴染みが深い植物ですが戦争を境に様々な理由にて利用が減少してしまったようです。成長の早さから環境問題解決に繋がる利用法が期待されていますが、栽培の制限が足かせになっているようです。 ちなみに僕が使っているヨガマットにも麻が使われています2011/11/17
lionleef
2
hempの有用性を改めて思い知らされた。ただ、天然オイルや天然ガスが最新の技術で続々と採掘されるなかでは、産業用として普及させるのはなかなかむづかしいだろうなぁ。資本主義(石油産業)と会い慣れなかった、不遇の植物って感じ。2014/06/02
yuya
1
色んな用途があるんや2019/05/20
y
0
名著2014/09/10