叡智の鏡―チベット密教・ゾクチェン入門

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  • サイズ B6判/ページ数 230p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784804611877
  • NDC分類 180.9
  • Cコード C0014

内容説明

孤独なヨーガ行者、牧畜民、マニ石彫り、そしてダライ・ラマ…。チベット密教の究極の精髄にして頂点とされる「ゾクチェン」(大円満)の教えは、社会のあらゆる階層に浸透し、秘密に伝承されてきた。その独自の哲学と修行の全体を、現代のもっとも巨大なゾクチェン導師が、やさしく語りつくす。

目次

第1部 見解(すべての現象の真実のありよう;顕教と密教;ゾクチェン―自然解脱の道 ほか)
第2部 血脈(ロンデ;埋蔵教―伝授の甦り)
第3部 修行(師匠と弟子;三つの聖なる原理;死の教え)

著者等紹介

ノルブ,ナムカイ[ノルブ,ナムカイ][Norbu,Namkhai]
1938年、東チベット、デルゲ生まれ。幼時に、チベット仏教ニンマ派、カギュ派の偉大な僧の転生化身として認定され、顕密の全体にわたり、宗派を超えた徹底した教育を受け、特に密教の核心たるゾクチェンに精通する。1958年、中国人民軍の侵攻とともに、チベットを脱出。その後、イタリアに亡命。チベット、モンゴルの歴史、文化の研究、教育にたずさわる(現在ナポリ大学名誉教授)。独創的、旺盛な著述活動の一方、修行に専念し、ゾクチェンの見解を究極の完成に導く。1976年以降、世界各地で、ゾクチェンをはじめ、仏教全体にわたる伝授を開始。深遠な体験、該博な知識を背景に、核心に直接切り込む精密、自在な講義で知られる

永沢哲[ナガサワテツ]
1957年、鹿児島県生まれ。東京大学法学部卒業。宗教学、チベット仏教、哲学
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