魂の森を行け―3000万本の木を植えた男の物語

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  • サイズ B6判/ページ数 220p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784797671155
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0061

内容説明

その土地には、土地本来に合った森がある。目で見、匂いを嗅ぎ、なめて、触って調べろ―確固たる理論と経験から、土地本来の森を調べ、世界中の森林を再生し続ける植物生態学者・宮脇昭。その情熱と教訓に満ちた人生を描く、痛快ノンフィクション。

目次

プロローグ 魂の森をつくる男―混ぜる、混ぜる、混ぜる。好きなやつだけは集めない
1章 雑草をめぐる旅―神は貧しき者にも、王様にも同じように24時間365日を与えている
2章 本場ドイツへの留学―目で見、匂いを嗅ぎ、なめて、触って調べろ
3章 学会への挑戦―人間が本当の英知を持っているなら、その欲望の極限より少し手前でおしとどめるべきである
4章 森づくりの萌芽―本だけに頼るな、研究室でどうこう考えるな、まずは現場に行け
5章 『日本植生誌』への挑戦―何百年も何千年もその土地の人々と生きてきた土地本来の森が一番大事なのではないか
6章 「ふるさとの森」再生―死んだ材料は時間とともにダメになる
7章 阪神・淡路大震災と「鎮守の森」―都市の周りの森林を破壊したとき、その文明は破滅させられ、その周りは砂漠化していく
8章 神宮の森を歩く―過去も夢、未来も夢、いまこの瞬間生きていることだけは事実
9章 ボルネオ 熱帯雨林の再生―環境問題はひとつのことでは解決しない。みんなが少しずつ我慢する、それしかない
エピローグ 新たな情熱と狂気―本気になってできないことはない。本気で登れ

著者等紹介

一志治夫[イッシハルオ]
ノンフィクション作家。1956年生まれ。早稲田大学教育学部社会科学専修中退。1994年、『狂気の左サイドバック』(小学館)で、第1回小学館ノンフィクション大賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

dani

1
スギ・マツ・ヒノキは実物見ればその名前を言えるが、シイ・タブ・カシは実物見ても名前を言えそうにない。本来、日本の森で身近なのは後者のはずなのに、という気付きを得られるもの読書の楽しみ。2021/11/28

sachiko

1
この本を読むまで、うっそうとした緑を「造られた森」と考えたことはなかったので驚きだった。そうか、人は森を造り変えてきたのか。ブレない姿勢を持ち続ける情熱が文章から伝わる。まるで情熱大陸を読んでいるみたい。しかし家族は大変だろうな。。2012/04/07

Doraneko358

0
うーむ、これを読むと木を植えたくなる!2013/11/13

でおでお

0
世界をその土地本来の木々で溢れさせたい、と心の底から思う。「本物の森」と林業は両立するか宮脇先生に聞いてみたい。2007/06/20

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