内容説明
戦後60年が終わり、わたしたちはどこに行こうとしているのか。平和憲法の意味を根底から問い直す。
目次
第1章 いま直面していることは(戦後民主主義のグラウンド・ゼロ;無力なものが独裁者を愛する)
第2章 何が変わってしまったのか(国のストックを民営化で奪い合う;聖なるものを与える天皇の存在)
第3章 これまでの六十年は何だったのか(戦後の出発点をどこに置くか;戦後日本の転換点七九年 ほか)
第4章 われわれはどこに行こうとしているのか(バブル崩壊からオウム、北朝鮮へ;日本のネオコンが想定した朝鮮有事 ほか)
著者等紹介
姜尚中[カンサンジュン]
1950年、在日二世として熊本県に生まれる。早稲田大学大学院博士課程修了。東京大学大学院情報学環教授。専攻は政治学、政治思想史
吉田司[ヨシダツカサ]
1945年、山形県に生まれる。早稲田大学中退。70年から住んだ水俣での体験を書いた『下下戦記』(文春文庫)で大宅壮一ノンフィクション賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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