絶版新書交響楽―新書で世界の名作を読む

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絶版新書交響楽―新書で世界の名作を読む

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  • サイズ B6判/ページ数 208p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784787292582
  • NDC分類 019.04
  • Cコード C0095

出版社内容情報

新書判の翻訳文学は網羅的には調査・紹介されておらず、ネットにもまとまった情報はない。けれども、知られていないだけで、魅惑的な作品の宝庫だ。



第1章では新書の元祖・岩波新書(岩波書店)が戦後の一時期だけ刊行した、老舎、趙樹理、巴金らの中国小説を取り上げる。第2章では大日本雄弁会講談社のミリオン・ブックス、第3章では河出新書文芸篇(河出書房)の名著をそれぞれ紹介する。1950年代後半に一挙にカタログを充実させたこの2社こそが、第1次新書ブーム下での世界文学の最大の刊行元だった。第4章では語学系出版社という強みを生かして英米文学の貴重な短篇作品を刊行していた英宝社の英米名作ライブラリーを掘り起こす。第5章では白水Uブックス(白水社)の絶版本、第6章ではその他のマイナーな新書群から厳選した名著に光を当てる。



忘れられた数々の名作群から気になる72点を厳選し、1点ずつ作品世界を解説する。それぞれが与えてくれる感動が心のなかで大いなるハーモニーになり、交響楽の妙なる響きを奏でる文学エッセーにして読書ガイド。珍しい書影も多数所収。

内容説明

忘れ去られた新書名作群から72点を厳選し、作品世界を解説する。一冊一冊が与えてくれる感動が大いなるハーモニーになり、交響楽の妙なる響きを奏でる文学エッセーにして読書ガイド。珍しい書影も多数所収。

目次

第1章 岩波新書(岩波書店)の中国文学
第2章 ミリオン・ブックス(大日本雄弁会講談社)
第3章 河出新書文芸篇(河出書房)
第4章 英米名作ライブラリー(英宝社)
第5章 白水Uブックス(白水社)
第6章 マイナー新書の名作群

著者等紹介

近藤健児[コンドウケンジ]
1962年、愛知県生まれ。中京大学経済学部教授、専攻は国際経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くさてる

16
新書といえば一般教養書、というイメージがあるけれど、かつては世界の文芸作品が多く出版されていた。ということで、いまではほぼ忘れ去られているその名作を紹介した解説書。これが滅法面白かった。いま現在の文庫本などでも起きている事態なのかもしれないけれど、ある一定の支持を得た作品だからこそ翻訳出版されるわけで、それぞれに特色ある内容が紹介されている。一風変わったブックガイドとして、あるいは戦後一時期に存在した出版文化の歴史書として、面白く読みました。2021/06/16

Shun'ichiro AKIKUSA

8
絶版文庫~につづいてよかった。もはや文学研究者には絶対に書けない類の本。クラシックを楽しむように、小説を楽しむ著者がうらやましい。2021/03/02

古本虫がさまよう

4
前著『絶版文庫交響楽』を昔読んだ記憶がある。文庫で世界文学を読むという楽しさを綴った古本エッセイ本。今回の本は新書で世界文学を読むという趣向。著者が取り上げている講談社の「ミリオン・ブックス」は僕も時々古本屋などで購入している。第6章の「マイナー新書の名作群」のところで、おやおやと思うような本が出てきた。ソロヴィエフ『草原の嵐』、ブランデン『赤い花弁』。いずれも共産主義がらみの作品。昔一読したものの記憶はほぼ消失? といったふうに、著者の蒐集作品を見たり、内容に関してのウンチクを面白く読了した次第。2021/03/09

悸村成一

1
読了57冊め。図書館本。当方、作品を挙げれば、『ルーシー・ゲイハート』、『第三の男』しか読んだ事がない。2021/08/14

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