出版社内容情報
野呂邦暢、車谷長吉、三浦哲郎、幸田文、そしてなによりも阿部昭を愛読した街の文学研究者が、絶筆になった『野呂邦暢、風土のヴィジョン』を書きながら、病床で書斎で作った俳句と戯れ歌には「生」への愛着と死別の覚悟が、そして文学への賛歌があふれている。妻のエッセーに、文学を愛し、酒を愛した研究者の横顔が浮かぶ。
目次
第1部 老耄呻吟集(深谷考)(病床吟集―二〇一七年二月二十一日‐;老耄しんぎん集1―二〇一七年三月十六日‐ 一念四百吟;老耄呻吟抄2―二〇一七年六月二十七日‐;病床吟集3―二〇一七年七月二十四日‐;病床吟集4―二〇一七年十月三日‐二〇一八年二月十八日;病床吟集‐番外篇―二〇一六年三月二十八日‐四月八日)
第2部 二人日和―深谷考のこと(深谷悌子)
著者等紹介
深谷考[フカヤコウ]
1950年、茨城県結城市生まれ、2018年、没。文筆家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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