内容説明
音楽・映画・ファッション・SNSなど、身近な文化をレポートや卒論で取り上げる文科系学部の文化系男子・女子が増えている。だが、身近ゆえに自分の思いをつづるエッセーを書いてしまう場合も多い。レポートを書くうえでの基本的なルールや文章術、書くための視点や、素材、資料やデータの集め方、を丁寧にレクチャーする。
目次
1 レポートや卒論を書くために押さえておきたいツボ(文章表現の基礎;分野による違い ほか)
2 レポートや卒論を書くために使えそうなコンセプト(消費;若者 ほか)
3 レポートや卒論を書くために役立ちそうなトピック(音楽;ファッション ほか)
4 レポートや卒論を書くために参照したいデータ(資料・データの集め方1(本、新聞、雑誌、インターネット)
資料・データの集め方2(量的調査とデータ解析) ほか)
著者等紹介
渡辺潤[ワタナベジュン]
1949年、山梨県生まれ。東京経済大学コミュニケーション学部教授。専攻は現代文化論、コミュニケーション論
宮入恭平[ミヤイリキョウヘイ]
1968年、長野県生まれ。法政大学大学院兼任講師、国立音楽大学ほか非常勤講師、ミュージシャン。専攻はポピュラー文化研究、カルチュラル・スタディーズ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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katoyann
22
大学生に向けて書かれた、レポート・卒論の書き方に関する入門書。レポートには「仮説を立てて、根拠を明らかにしながら結論を導き出すという科学的な手法」(40頁)という特徴があり、それは理系も文系も変わらないという。レポートの書き方に加え、社会学やカルチュラル・スタディーズの古典や必読書が併せて紹介されているし、辞書の使い方や参考文献の調べ方も説明されているので学生にとっては役に立つ本だと思う。2023/04/12
takao
2
・鶴見俊輔 文章心得帖:他人の文章を書き抜く 2021/05/18
てくてく
1
一冊すべてレポート作成術などのノウハウかなと思って手にとったが、そういうことはなく、各分野の入門編みたいなこともあって、面白かった。ジェンダーの箇所は講義で紹介したいと思った。レポートについては、ホチキスで留める、読み手かつ評価者である教員への配慮が必要云々というあたりが同意。2014/05/26
ねええちゃんvol.2
0
★★★2015/10/24
つか
0
読みやすかったです。消費、若者についてなど、いわゆる教養についても触れられているので参考になりました。2013/06/20