内容説明
イギリスで名探偵の推理を推理する!古都ウインチェスターで発生した三つの事件現場に足を運んで「ソア橋」の真相に迫り、「椈屋敷」の場所を探し出し、消えた競走馬を追って、最初の事件の屋敷を推定する記録簿。
目次
第1章 シャーロキアンのホームズ学
第2章 ウインチェスター巡礼
第3章 椈屋敷はどこにあったか
第4章 ソア橋ついに発見
第5章 白銀号のホームズ学
第6章 ノーフォークにトリヴァ老人邸を探訪
第7章 ホームズ最後の活躍の地を訪ねる
著者等紹介
平賀三郎[ヒラガサブロウ]
シャーロキアンがこの世に出現して56年目に大阪府で生まれる。甲南大学卒業後私学に勤務、学園理事、私学団体役員を歴任。日本シャーロック・ホームズクラブ、日本鉄道史学会、木地師学会、日本シャーロック・ホームズ研究委員会各会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あーさん☆転スラ·薬屋·本好き·魔導具師ダリヤ続々アニメ最高です!!(≧▽≦)
68
『シャーロック・ホームズ』シリーズを読み終えたら読む本。2019/01/20
Die-Go
36
一人シャーロック・ホームズ祭り第14弾。日本シャーロック・ホームズ・クラブ会員の著者による、シリーズの聖地を訪ねる解説本。13弾であげた『鑑賞学入門』に比べて、シリーズの矛盾点などを突いたりはするが、愛が感じられる。聖地をロンドンではなく、古都ウィンチェスターにホームとして置いているのも好印象。★★★☆☆2016/04/16
ぽま
8
一般のシャーロキアンの聖地巡礼は、主にロンドン・ベイカー街やスイス・ライヘンバッハの滝が主であると思われる。この本ではそのような観光地紹介ではなく、「正典内の事件現場を、実際に現場に赴いて推理しながら辿る」という、シャーロキアーナ的アプローチを試みている。正典では多数の記述矛盾や、実在しない地名なども含まれているので、実に根気も要求される旅路である。文字だけではなかなかイメージが湧きづらい所もあるので、本書を片手にGoogleアースなどで該当の土地を覗いてみるのも一興。2012/08/11
midnightbluesky
4
真剣なシャーロキアン他グラナダTVからのファンにもわかりやすく説明してくれているのがうれしい。自分はグラナダTVからのファンなので。2011/11/27
しんこい
4
ホームズに出てくる舞台を原点に適度に即しながら探訪するのは、良い趣味になりそう。個人的にはスタッドランドとかウォルトンオンザネイズなんてマイナーな地名が出てきて、おや、と思いました。2010/09/19