内容説明
古物商の許可申請から、古本の仕入れ、品揃え、値付け、開業のノウハウ、食べていくための経営、古本屋の魅力とは、までを「スーパー源氏」を運営する著者が解説する。読書家のサイドビジネス、ワンテーマこだわり派、定年退職起業家にオススメ。
目次
第1章 激変する出版業界
第2章 気がつけば、ネット古本屋
第3章 ネット古書販売の仕組み―インターネット販売の基礎知識
第4章 開店準備
第5章 本の取り扱いの基礎知識
第6章 本の買い取り
第7章 ネット型古書店経営指南篇
第8章 これからのネット古書店
著者等紹介
河野真[コウノマコト]
1956年、鹿児島県生まれ。1979年に早稲田大学政治経済学部を卒業後にリコーに入社し、主にシステム事業の新規事業に携わる。1995年に日本初の古本サイト「本と文化の街 スーパー源氏」を開設し、現在、紫式部代表取締役としてITを活用した出版や本のデータベース構築に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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セウテス
84
ネット本屋について解説した本であるが、作者が経営する「スーパー源氏」の成功例でもある。古本屋という経営の基本的な事は、多少の時代が移っても、知っておいて損はないと思った。薄利な商売であるので、どれだけ正確に細やかに管理していくかに尽きるだろう。本の管理の仕方や手入れのやり方など、商売でなくてもわが家の5千冊の在庫には役に立つ話でもあった。現実には古本業を営んでいなくとも、スマホひとつで数万円の取引は、出来て仕舞う時代だろう。正直、古本屋かどうかは別として、いずれは我が家の在庫をどうにかしなくてはならない。2021/04/27
うめ
22
入門編。趣味の範囲、非営利でするなら古物商は要らないし、在庫もそれほど必要無いけれど。副業であれ、仕事、となると、どの世界も楽じゃないし、どんぶり勘定ではやってられない。経営に触れた本を読むたびに、つくづく、大企業ってすごいなと思う。2016/07/12
けいた@読書中はお静かに
16
スーパー源氏って何???少し前の本なのでやり方が古いけど、古本の手入れ方法などについてはきちんと書かれてるので参考になると思う。2014/11/26
ゆうゆう
14
2009年の本。日本初の古本サイト「本と文化の街スーパー源氏」を開発し、紫式部代表取締役の筆者。本の主体が紙から電子へと移行するとICTの発達の当初は思ったが、紙は紙で残るのではないか。少なくとも私の世代はそう思っていないかな。読みたいと思った本が版を重ねて残っているとは限らない、図書館にあるとも限らない。そして、都合上、紙も電子も買っているものもあるんだもん。スーパー源氏いいサイトを知れた。2023/12/03
マーク
5
27 スーパー源氏社長。多少の参考になったかな。 ●ネット古本屋事例 ブックショップマイタウン honey bee brand ことのは書林 二十世紀文庫 徒然舎 ●本クリーニング ①油性マジック 薄め液←ホームセンター、マニキュア除光液、アクスルなどスプレーのホワイトボードクリーナー ②シール剥がし液←百均 ③紙やすり←小口天地 ●税務署への開業届 ●三万以上の領収書には収入印紙 ●売上1千万円以上→消費税の納税業者 ●アマゾン 15%手数料 ●ブックオフ 仕入基準 ●著者が経営素人2021/06/30