出版社内容情報
『サイコ』を超えるサイコスリラー。鳥肌立つ戦慄、超常現象の恐怖、迷宮への落下、そして夢のなかの魔王! ヒッチコック監督の映画『サイコ』の原作者R・ブロックの、人間の精神にひたひたと迫りくるとっておきの傑作短篇選全7編。
1 蝋人形館 [小牧園子訳]
2 夢魔 [佐藤知津子訳]
3 真実の眼鏡 [堀田碧訳]
4 大修道院の宴 [山本悦子訳]
5 蛇母神 [金子絵美訳]
6 火星への片道切符 [森茂里訳]
7 恐怖が追ってくる [中田耕治訳]
あとがき
この商品は非再販本です。ご購入のさいは青弓社にご連絡ください。青弓社(03-3265-8548)
内容説明
鳥肌立つ戦慄、超常現象の恐怖、迷宮への落下、そして夢の中の魔王。傑作選全7篇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くさてる
5
短編集。ホラーというより怪奇小説、と表現した方が良さそうな古めかしい雰囲気の作品が多く収録されています。そんななか、最後の一文がぞっとする余韻を残す「恐怖が追ってくる」(この題名でなければ!)が個人的にはいちばん良かったです。2014/08/10
湯呑
4
複数の翻訳者による怪奇小説の短編集。著者がラヴクラフト(クトゥルフ神話)を愛読していたためか、前半作品には悪魔的信仰の色が強かったです。後半にかけては人間心理に触れるサイコホラー作品が並び、シンプルながら読みやすいと感じました。個人的には一章の蝋人形館が好みでしたが、大佐の登場からは野暮な印象。2023/02/04
千葉子
1
翻訳もわかりやすくて面白かった。幻想文学かと言われると首を傾げるけれど、話は面白い。「大修道院の宴」が世界観的に一番好み。2012/11/06
ハルトライ
0
うーん。2014/12/16
fuchsia
0
モダンホラーのはしりと思われる「恐怖が迫ってくる」から、ゴシック趣味満載の「大修道院の宴」、クトウルフ神話関連の「夢魔」とか割とバラエティに富んだセレクションです。初版93年ですか、こういうジャンルの翻訳がブームだったですよね。2013/02/05