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出版社内容情報
モダンな幾何学的思考と邪悪なる精神──。江戸川乱歩、小栗虫太郎から小酒井不木、海野十三まで、ユートピアと戦争の時代を駆け抜けた冒険者たち、夢みるモダニストたちのまなざしをとおして、近代日本の場所を検証する精神の系譜学。
1 夢見るモダニストたち
(1)空飛ぶ作家たち――浮遊と飛行のヒエロファニー
(2)都市文化(モダンブランド)の買い手たち――あるいはモダニズムのイコノロジー
2 モダンの跳梁
(1)謎の遠近法――江戸川乱歩の眼差しめぐって
(2)小酒井不木と探偵王国
(3)万有博士の二〇年代――医学、犯罪学、探偵小説、そして諸学の新しい波
(4)海野十三と近代医学
(5)結界のほうへ――小栗虫太郎的場をめぐって
3 喪失と逸脱のモダニズム
(1)喪失の修辞学――牧野信一的眼差しをめぐって
(2)預言と聖痕――海野十三の戦争小説について
(3)南洋の神話学――南方ユートピアとゴジラ千年王国の夢
あとがき
初出一覧
内容説明
モダンな幾何学的思考と邪悪なる精神。乱歩、虫太郎から小酒井不木、海野十三まで、ユートピアと戦争の時代を駆け抜けた冒険者達の夢見る眼差しを通し、近代日本の場所を検証する精神の系譜学。
目次
1 夢見るモダニストたち(空飛ぶ作家たち―浮遊と飛行のヒエロファニー;都市文化の買い手たち―あるいはモダニズムのイコノロジー)
2 モダンの跳梁(謎の遠近法―江戸川乱歩の眼差しをめぐって;小酒井不木と探偵王国;万有博士の20年代―医学、犯罪学、探偵小説、そして諸学の新しい波;海野十三と近代医学;結界のほうへ―小栗虫太郎的場をめぐって)
3 喪失と逸脱のモダニズム(喪失の修辞学―牧野信一的眼差しをめぐって;預言と聖痕―海野十三の戦争小説について;南洋の神話学―南方ユートピアとゴジラ千年王国の夢)
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