アイドルについて葛藤しながら考えてみた―ジェンダー/パーソナリティ/“推し”

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アイドルについて葛藤しながら考えてみた―ジェンダー/パーソナリティ/“推し”

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  • サイズ 46判/ページ数 228p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784787274496
  • NDC分類 767.8
  • Cコード C0073

出版社内容情報



香月 孝史[カツキ タカシ]
著・文・その他/編集

上岡 磨奈[カミオカ マナ]
著・文・その他/編集

中村 香住[ナカムラ カスミ]
著・文・その他/編集

内容説明

アイドルたちの多様な実践が普遍的な人気を集める一方で、「恋愛禁止」とその背景にある異性愛規範、「卒業」制度に表れるエイジズム、視線にさらされ続けるパーソナリティなど、アイドルとして生きる人に抑圧を強いる構造的な問題も無視できない。アイドルの面白さと可能性、困難と問題性について、手放しの肯定でも粗雑な否定でもなく、「葛藤しながらアイドルを考える」ことの可能性をひらくための試論集。

目次

序章 きっかけとしてのフェミニズム
第1章 絶えざるまなざしのなかで―アイドルをめぐるメディア環境と日常的営為の意味
第2章 「推す」ことの倫理を考えるために
第3章 「ハロプロが女の人生を救う」なんてことがある?
第4章 コンセプト化した「ガールクラッシュ」はガールクラッシュたりえるか?―「ガールクラッシュ」というコンセプトの再検討
第5章 キミを見つめる私の性的視線が性的消費だとして
第6章 クィアとアイドル試論―二丁目の魁カミングアウトから紡ぎ出される両義性
第7章 「アイドル」を解釈するフレームの「ゆらぎ」をめぐって
第8章 観客は演者の「キラめき」を生み出す存在たりうるのか―『少女☆歌劇レヴュースタァライト』を通して「推す」ことの葛藤を考える
第9章 もしもアイドルを観ることが賭博のようなものだとしたら―「よさ」と「よくなさ」の表裏一体

著者等紹介

香月孝史[カツキタカシ]
1980年、東京都生まれ。東京大学大学院学際情報学府博士課程単位取得退学。ポピュラー文化を中心にライティング・批評を手がける

上岡磨奈[カミオカマナ]
1982年、東京都生まれ。慶應義塾大学大学院社会学研究科後期博士課程。専攻は文化社会学、カルチュラルスタディーズ

中村香住[ナカムラカスミ]
1991年、神奈川県生まれ。慶應義塾大学文学部・同大学大学院社会学研究科非常勤講師。専攻はジェンダー・セクシュアリティの社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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kenitirokikuti

8
【第4章 コンセプト化した「ガールクラッシュ」はガールクラッシュたりえるか? ー「ガールクラッシュ」というコンセプトの再検討】(DJ泡沫) 「3. K-POPにおける女性アイドルの女性ファンに対するレッテルの歴史」 〈この問題はそのまま、社会的背景や歴史の違いを加味せずに日本のアイドルと韓国のアイドルを比較して、韓国のアイドルの方が「フェミニズム的」だと評価する安直さとも直結している。〉〈独自のねじれや見解の断絶がある。〉2022/09/10

シクロ

5
葛藤しながら読了。現場に行ったりしてお金を落とすタイプのオタクでないけど、楽しんでることにフリーライダー的な罪悪感を感じたり、シスヘテロ男性としてのぬぐいきれない性とかそれにまつわる暴力性に普段からうーんと思っていた。この本を読んで何かが解決した訳ではないけど、それぞれが割切れなさを持ちつつ考えていることは救いだと思う。 アイドルを観ることの賭博の類似性はなるほどと思った。確かに未完成性とそこから生じる偶然性みたいなのには惹かれる。2022/08/02

つじー

4
アイドルを多面的に考えるにはもってこいの本。今の自分にはぴんとくるものとこないものがあったけど、その気持ちも正直にとどめておきたい。気になる章から読んでみるのがいいかも。2022/07/30

あいあい

2
アイドルというものを、ジェンダーやセクシュアリティという観点から語る論考集。アイドルを「疑似恋愛」の対象と見るのではなく、パフォーマンス重視で見ている自分としては、アイドルを見る切り口が違って違和感はあったが、どの論者もアイドルへの愛ゆえに葛藤しながら思考しているので、不快感はない。参考になる一書だった。2022/12/22

かす実

2
事例紹介としても論点整理としても良かった。「葛藤しながら考えてみた」なのでこれといった結論に辿り着いていないものも多く、議論の出発点という感じ。これを多くのアイドルファンが読み、共に考え、語り始めることに意味があるような本。2022/09/19

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