出版社内容情報
どうすれば音楽で生きていけるのか。大学をどう選び、大学でどう過ごして、留学や仕事にどう向き合えばいいのか。
20人以上の音楽関係者へのインタビューから貴重な経験を取り出して、音大のリサーチ方法から受験の準備、入学後のレッスン、卒業後の留学やキャリアの選択、オーケストラへの就職以外の選択肢、演奏家の心身のケアやストレス対策までを、音楽の道に進むなかで出会う出来事の順に沿って具体的に解説する。
音楽での成功体験をまとめるのではなく、卒業後のキャリア戦略だけを説くのでもなく、人文社会科学の研究者と職業音楽家がコラボして、音楽を続けるなかで向き合う現実や音楽と楽しく歩むためのコツを共有する。
「部活」「オンラインレッスン」「謝礼と契約」など、コラムも充実。
内容説明
大学をどう選び、大学でどう過ごして、留学や仕事にどのように向き合えばいいのか。二十人以上の音楽関係者へのインタビューから貴重な経験を取り出して、成功体験だけをまとめるのではなく、卒業後のキャリア戦略だけを説くのでもなく、音楽を続けるなかで向き合う現実や音楽と楽しく歩むコツを共有する。
目次
第1章 音楽を本格的にやりたくなったら考え始めること
第2章 How to 音大受験
第3章 受験を決めてから知っておきたいこと
第4章 音大に進学したらどうやって学ぶか
第5章 卒業後、どうする?
第6章 音大後の音大選択―海外留学の理由と事情
第7章 演奏家の移動と定住―世界を舞台に生きる工夫
第8章 演奏以外に音楽の仕事を広げる―研究・教育・社会貢献
第9章 音大卒業生のその先
第10章 演奏家の健康について
著者等紹介
相澤真一[アイザワシンイチ]
1979年、長崎県生まれ。上智大学総合人間科学部准教授。専攻は教育社会学、社会調査、比較歴史社会学
〓橋かおり[タカハシカオリ]
1986年、群馬県生まれ。立教大学社会情報教育研究センター助教。専攻は芸術社会学、質的調査
坂本光太[サカモトコウタ]
1990年、山梨県生まれ。チューバ奏者、京都女子大学発達教育学部非常勤講師。専攻はチューバ。東京藝術大学、ハンス・アイスラー音楽大学ベルリンを経て、現在は国立音楽大学大学院音楽研究科博士後期課程に在学
輪湖里奈[ワコリナ]
1989年、東京都生まれ。演奏家、声楽指導者。専攻は声楽。東京藝術大学、同大学院音楽研究科修士課程独唱専攻でドイツ・リートの研究を経て、ベルリンに留学してベルリン・コーミッシェ・オーパー専属歌手のもとでオペラ歌唱を学ぶ。オペラや、コンサートソリストとして活躍。日本女子大学附属豊明小学校講師を経て、児童音楽教育、受験生指導にも力を注ぐ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。