出版社内容情報
17世紀に発明された投影装置であるマジック・ランタン。ロウソクやランプを光源に、ガラスに描かれた図像を、レンズを通してスクリーンに投影する。現在のプロジェクターやプロジェクション・マッピングの原型とも言え、聴衆に視覚的に情報を伝えるメディアであり、多様なイメージで人々を魅了するエンターテインメントでもあった。
日本では写し絵や錦影絵、あるいは幻燈としても知られる、「映画以前」の初期映像文化の貴重な図像や投影装置をフルカラーで紹介し、マジック・ランタンの現代性を照らし出す。
・展覧会概要
「マジック・ランタン――光と影の映像史」
会期:2018年8月14日(火)?10月14日(日)
会場:東京都写真美術館(東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内)
ごあいさつ Foreword
謝辞 Acknowledgements
図版 Plates
1 マジック・ランタンの誕生 The Birth of Magic Lantern
2 マジック・ランタンの流行 Magic Lantern Mania
3 日本のマジック・ランタン Magic Lantern in Japan
4 スライド Slides
5 マジック・ランタン以後 After Magic Lantern
論考 Essays
遠藤みゆき マジック・ランタンの両洋
End? Miyuki, Magic Lantern in the West and the East
エルキ・フータモ マジック・ランタンとスクリーン・プラクティス――メディア考古学的省察
Erkki Huhtamo, The Magic Lantern and Screen Practice: Media Archaeological Refl ections
草原真知子 旅する幻燈
Kusahara Machiko, Magic Lantern and its Travels
主要参考文献 Selected Bibliography
作品リスト List of Works
東京都写真美術館[トウキョウトシャシンビジュツカン]
編集
内容説明
17世紀に発明された投影装置であるマジック・ランタン。ろうそくやランプを光源に、ガラスに描かれた図像を、レンズを通してスクリーンに投影するメディアだった。「映画以前」の初期映像文化の貴重な図像や投影装置をフルカラーで紹介し、マジック・ランタンの現代性を照らし出す。
目次
図版(マジック・ランタンの誕生;マジック・ランタンの流行;日本のマジック・ランタン;スライド;マジック・ランタン以後)
論考(遠藤みゆき マジック・ランタンの両洋;エルキ・フータモ マジック・ランタンとクリーン・プラクティス―メディア考古学的省察;草原真知子 旅する幻燈)